2016年07月21日

ホーチミン初!日本式教育を提供する「スマイル幼稚園」マネージャー大島氏 インタビュー ホーチミン初!日本式教育を提供する「スマイル幼稚園」マネージャー大島氏 インタビュー

スマイル幼稚園マネージャー

ベトナム教育と日本教育の調和を求めて

 今回は、ホーチミンで初めて日本式教育をベースとした「スマイル幼稚園」のマネージャー大島様にインタビューをさせていただきました。

 

 

  1. 「スマイル幼稚園」はどのような幼稚園ですか?

 「スマイル幼稚園」は、2歳から6歳のベトナム人に向けて、ホーチミン初の日本式教育を提供する幼稚園です。私たちの考える日本式教育とは、4S(笑顔・安全・自立・マナー)を重んじて行う教育のことです。

 例えば、自立とは、何事も自分たちでやってみるということです。ベトナムのお子様は、自立していく事が必ずしも簡単にはいきません。なぜなら、親御様が先回りをして何でも代わりにやってしまうためです。その結果、子どもは自分のことを自分がやらなくても、周りの誰かがやってくれると感じてしまいがちになります。

 一方、私たちは子どものチャレンジを支援し、まずは自分でやってみる、体験してみることを大切にしています。その他、日本人講師による楽しく学べる日本語の時間や、食育や文化を体験できるイベントを実施しています。

 

 

  1. 大島さんの仕事内容を教えてください

 私はマネージャーという立場であるので、幼稚園の運営に関わること全般を手がけています。例えば、人事、会計、マーケティング、イベントの企画立案や総務なども行います。また、先生として園児たちに科学やダンスの授業などを行っています。

 

 

  1. 何故ベトナムで働こうと思われたんですか?

 初めて、ベトナムに来たのは人の縁のおかげでした。

 高校生の頃から将来のためと、英語を勉強しており、そのうちに流暢に話したいと思うようになり、海外に興味を持ち始めました。大学に入ってからも英語で行うミュージカルなどをしていましたが、学生時代に外国に行くことは叶いませんでした。

 そして、そのまま普通に就職活動をし、とある会社から内定を頂きました。しかし、自分の心に正直に生きたいと思い、内定を辞退し、世界を旅しようと考えました。そんなとき、日ごろからお世話になっていたベンチャー企業の社長から目的もなく旅をするより、目的を見つけるために海外で直接働いてみたらと勧められ、紹介されたのが代表の松尾でした。

 その後、インターンシップを経て、現在のマネージャーというポジションで働くこととなりました。ベトナムと特別な接点があったわけではなく、人の縁で働くことになりましたが、今ではとても大切な国の一つになりました。

 

  1. 大島さんにとっての、お仕事のやりがいはなんですか?

 一番のやりがいは、自分の適切な努力が成果として明瞭に現れることですね。

 例えば、園児やスタッフに挨拶の指導や時間を守ることの大切さなどを教えてから、毎日気持ちの良い挨拶が聞こえてくるし、遅刻する人がほとんどいなくなりました。

 また、幼稚園事業を通して色々な人に会えることもやりがいの1つです。例えば、日本の会社の経営者の方やベトナム人経営者の方々です。そして、何より、スマイル幼稚園を信じ、通ってくれるベトナムの子どもたちや親御さまです。普通に生活していたらこのような方々とお会いする機会はありませんでしたからね。

 

  1. お仕事をされる上で大変だったことについて教えてください。

 僕が仕事をする上で一番大変だと思うのは、スタッフとのコミュニケーションです。特に、僕の場合はベトナム語がほとんどできないので英語を使っていますが、ベトナム人スタッフも英語が堪能なわけではありません。言葉一つを取っても意味の取り違えなどが起こってしまうことがあります。

 コミュニケーションは、相手の立場に立って行わなければいけないのですが、相手の立場に立つというのは、相手の文化の歴史や背景を知り、どのように話を進めたらいいかなどの理解をする必要があるのでとても難しいです。例えば、ベトナム人は年功序列を日本人以上に重んじるので、自分より年上の人に、どのように物事を伝えていけばいいのかすごく悩んだこともありました。

 

  1. 今後の目標を教えてください。

 今後の目標は大きく分けて2つあります。

 まず、人材育成です。私たちはまだまだ発展途上の幼稚園です。また、園児と接するスタッフの質が良いサービスを提供する必要があります。そのため、スタッフの育成を更に進めていこうと考えています。そして、これはとても長期的な目標なのですが、ベトナム全土に「スマイル幼稚園」を建てて、ベトナムの教育に大きな影響を与えられるようになりたいと思っています。ベトナム教育の良い部分と日本教育の良い部分を調和させることで、より良い教育を「スマイル幼稚園」から発信していきたいと考えています。

 

  1. 今から海外へ出てこようとしている同世代の人へ一言お願いします。

 海外でも日本でも、働くことそのものは変わりないのではないかと考えています。結局は自分の捉え方次第ではないでしょうか。もし海外に対する不安があるなら、自分の中の優先順位を再確認してみることをお勧めします。時間が許すならやはり実際に一度海外に出て、長期間働き、自身で体験することでできることできないこと、やりたいことやりたくないことなどがわかってくると思うので何事も挑戦してみるのが大切だと思います。

 

日本式教育ならではの活動について詳しく知りたい方はこちら!

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【スマイル幼稚園】Facebook ページ

https://www.facebook.com/mimcuoismile

 

【プロフィール】

大島 多希也 -おおしま たきや-
成蹊大学卒業後、かねてより抱いていた海外志向から、2015年に新卒でベトナムへ渡り、ホーチミン初のベトナム人向け日本式教育の幼稚園「スマイル幼稚園」のマネージャーに就任する。ベトナムの教育と日本の教育、それぞれの良い部分を合わせた教育の提供を目指し活動中。

 

 

大島様、取材へのご協力ありがとうございました。