2016年08月01日

国境を越えた「グローバル人材プラットフォーム」を作る ICONIC Co.,Ltd. 代表取締役社長 安倉宏明 氏 国境を越えた「グローバル人材プラットフォーム」を作る ICONIC Co.,Ltd. 代表取締役社長 安倉宏明 氏

ICONIC Co.,Ltd 代表取締役社長

今回は、ベトナムを含む4ヵ国6拠点で総合人材サービスを手がけるICONIC Co.,Ltd.代表取締役社長、安倉宏明氏にお話をお伺いしました!

 

—ICONIC Co.,Ltd.の現在の事業内容を教えてください。

 

 大きく分けて2つあります。一つは採用に関する人材紹介事業。海外転職を考える方の就労支援と企業様へのご紹介をしています。もう一つは人事労務コンサルティング。企業内の人事制度の構築サポートですね。一般的に離職率が高いとされる東南アジアにおいて、採用後の離職防止に向けた人事制度、給与制度などの構築をお手伝いする、コンサルティング業務を行っています。

 現在はベトナム(ホーチミン・ハノイ)、インドネシア(ジャカルタ・チカラン)、マレーシア(クアラルンプール)、日本(東京)に進出していますが、近い将来は東南アジア全体でプラットフォームを作りたいと考えています。現在従業員はグループ全体で100名強、ベトナムだけで70名程です。

 

 私たちの強みは、ホーチミン発だからこそ、組織として営業面でもシステム面でも、すべてにおいて現地に即したかたちでスピーディーに判断・決定ができる、そして採用だけでなく採用後の定着・活躍を目指している、という点だと考えています。


 

—学生時代・大学卒業から起業に至るまでの経緯を教えていただけますか?

 学生時代はサッカーや音楽など多くのことに挑戦していました。いま当時のことを振り返ると、良い意味でも悪い意味でも捉えられます。良い意味で考えれば、その時しかできないことに何でもチャレンジしていた。悪い意味で見ると、何をしても楽しいだけで、人生をかける!というほど一所懸命にやっていなかった。サッカーも音楽も自己表現の一つでしかなかったんです。

 就職活動の時期になって気づいたのが、何事も本気の人のほうが強いということ。イチロー選手は小学生の頃からプロ野球選手を目指していた。それなのに大学生で進路を決める頃になってもまだ何をするか決められていない私は、音楽にしてもサッカーにしても本気の想いを持ってやってる人には敵わないと分かったんです。

 そこで、どうすれば有意義な人生を送れるか考えたんです。本気で。それ以前からも漠然とですが、ごく普通に就職して社会のレールに乗っかって生きるのは嫌だと感じていました。社会に影響を与えたい、何か大きなことをしたい、自分の生きた証を残したいという気持ちが、人一倍強かったんだと思います。考えた結果、新たな事業を起こすという選択肢が浮かんできました。社会に何か影響を与えることも可能になる。実際に自分で事業を起こそうと考えたらワクワクしました。なので就職活動も、起業する前提で会社を選びました。

 

—在学中の起業は視野に入れていましたか?

 

 周りに事業を起こしている先輩や友人がいれば、私も学生のうちに起業していただろうと思います。たとえその人の事業が失敗していても。でも当時、私の周りにはそういう人がいませんでした。そもそも学生時代にアルバイトの経験もなかった私が起業しようと考えること自体、飛んだ発想ですよね(笑) ちょっとした身近な事例があるだけで、人はチャレンジへの意欲が湧きやすくなる。誰か身近な人がやっていれば、自分もできるかもと感じられたりします。今の日本はそういう事例は増えてきていますが、まだ少ないですよね。

 

―なぜ起業の地にベトナムを選んだのですか?

 実は感覚に従った、というのが始まりでした。ベトナムには旅行で行っていて、帰国してから事業を起こすなら日本にこだわらなくてもいいと考えました。日本はこれから人口が少なくなって、マーケットも小さくなっていく。サービスや商品もすでに飽和状態。一方で東南アジアはこれから人口が増えて、マーケットは拡大していく。チャンスだと率直に思いました。

 すでにあるものを伸ばすより、何もないところに新しいものを創り出す方がギャップが大きい。未成熟な場所を切り開く、ということにすごく魅力を感じました。

 東南アジアの中で、ベトナムの勢いは肌で感じていたし、物価も安いことから自己資金で勝負できるというのもあって決めました。物価が安い分、売り上げるのも大変ということに後から気づきましたけど…(笑)

 

—東南アジアで働く上で難しいことはありますか?

 特別にはあまり感じません。日本で働く方が大変なこともたくさんありますからね。ただ、同じ東南アジアでも国によって法律、言語、文化が違うので、状況によってコンフリクトが生まれてしまうのは難しい点ではあります。でも、それを乗り越えて人々の好奇心、自由への欲求を満たせる活動をしたいと考えています。常にお客様の要望を叶えられるサービスの実現を目指しています。

 

—今後のビジョンを教えてください。

 「海外転職といえば、ICONIC」というブランドの認知を広げて、 マレーシア to ベトナム、インドネシア to タイなど、人々の横の動きにも十分なサポートをしていきたいと考えています、どこの国に行ってもICONICが根を張って人々を支援できている、という状態を実現したいです。これからの時代は、日系企業であっても中国人とベトナム人が協業したり、マレーシア人がタイ人をマネジメントする、というような状況も増えてくると思います。そういった状況に最適且つスピーディに対応していく。Web上でもリアルな現地のサービスでも。国境を越えて働く人を応援する、新しいものに出会うことを支援するサービスを今後も根本において活動していきます。

安倉様、取材へのご協力ありがとうございました!


■ICONIC

https://iconic-intl.com/ (ベトナムでの転職サポート)
https://iconic-jp.com/ (アジアでの転職サポート)

        

安倉 宏明

プロフィール

お名前 : 安倉 宏明