2013年09月13日

可能性を感じるベトナムで<br/>女性が働きやすい環境の実現を目指す 可能性を感じるベトナムで
女性が働きやすい環境の実現を目指す

figona 設立(美容業界での調査やマーケティング、イベント)

 

【そもそもベトナムには何故来られたのか、きっかけや理由を教えてください】

最初は起業や仕事をしようという気持ちは全くなかったんです。日本でエステティシャンとして働いた時に、当時の職場の事ですごく悩んでいて、それを見かねた父が「今ベトナムが良いらしいぞ。市場調査に行ってきたらどうや。」と言ったことがきっかけです。もし父が「アフリカいいぞ」って言っていたら、今頃アフリカにいたかもしれませんね。

その後日本の仕事を辞めて、2010年にベトナムにやって来ました。それまではベトナムが世界地図でどこにあるかも知らなかったんですよ。周りの人たちには「何でベトナムなの!?大丈夫なの!?」と心配されましたね。海外にもそんなに行ったことなかったですし。でも、逆にそれが良かったのかな、とも思います。知らなかったからこそ、何も考えずに来れたのかもしれません。

ベトナムネット界のパイオニア

 

【美容業界を選ばれたきっかけは何ですか】

これも最初は明確な理由があったわけではなく、高校生の時に「何か手に職をつけたい」と思っていて、その時母に「マッサージ上手いからそういう道にいったら」と言われてから意識するようになりました。

日本に居た時、老人ホームにボランティアに行っていたんです。マッサージをしたりお化粧をしてあげたり。ある日、もう喋ることも難しくなってしまったおばあさんにネイルをしてあげたんです。そしたらそれまで何も喋らなかったおばあさんが「きれい!きれい!」と言いながらずっと爪を眺めていたんですよ。私それにすごく感動して、美容ってなくて困るわけじゃないんだけど女性は一生興味があるものなんだなって、その時強く思いました。私も今、美容以外の仕事もしていますが、美容には一生携わっていきたいなって思っています。

 

【日本の美容業界とベトナムの美容業界の両方を実際に経験されているわけですが、その違いはどんなところですか】

ベトナムは日本と違って実力主義だと感じています。これはベトナムが好きな理由でもあるんですが、日本の縦社会では言いづらい上司への意見も、ベトナム人スタッフはしっかりと言ってくれます。ベトナムという国にはなんというか可能性を感じるんです。ベトナムに来て3年になりますが未だにこの可能性は感じ続けられていますね。

それと、ベトナムに来てから異業種の方との関わりが増えたと思います。日本だったら関われなかったような人と知り合って友達になって、それが後々ビジネスに繋がったりするのも、ベトナムで仕事をしているからだなって思います。

【これから結婚、育児と今の仕事との両立がもっと難しくなってくると思います。そのことについては、どのように考えておられますか。日本に戻るご予定などありますか】

旦那とは現役の間は日本に戻らないって決めています。その時になったら日本に帰って奈良(奈良育ちであることから)で暮らそうって。そのくらい今の海外での生活が自分の中で自然なことなんです。だからといって、ベトナムに永住したいってことでもなくて、ベトナムの他にもいいなって思える国があれば、そこに住むのもいいかなって思います。

海外での育児に対して全くの不安がないかと言えば嘘になりますが、子供が将来日本語の読み書きに困らないかな、ということくらいですかね。むしろ私は日本ではできないことが、ベトナムではできると思っています。日本では育児も家庭も仕事もっていうのは難しくても、それがベトナムでは可能だと思うんです。例えば私自分の会社にスタッフ専用の託児所が作りたいと思っているんですが、聞いたお話では、そういった託児所をベトナムで作るのと日本で作るのとでは、日本で作る方が法律的に難しいそうなんです。そう考えるようになったのは、前の職場の同僚や日本の友人の体験からで。日本の場合、今託児所自体が少なくて待機児童という問題がありますよね。託児所に入るのに面接があって、今自分がどれだけ託児所が必要か、働かなければならないか、アピールする必要があるんですよね。ベトナムの場合だと、前のベトナムでの職場にシングルマザーが何人か居て、子供は田舎の家族に預けていて、自分はホーチミンに出稼ぎに来ている状態。本当は子供と一緒に暮らしたいんだけど、ベトナム人にとって託児所はとても高くてそれができない。そして、子供を養うために働かなければいけない。こんな風に国籍や状況は違えど働きたい、働かなければならない女性って、日本にもベトナムにも大勢いるんです。自分も含めた働きたい女性が、働きやすい環境を作っていけたらと思っています。

【小玉さんが夢を叶えるために大事にしていることを教えてください】

自分が決断したことには責任を持つ。有言実行ですね。「言ってしまったからにはやるしかない」という気持ちでやっています。

それと、人との繋がりですね。お仕事をしていて思うことが、誰かと関わらずしては何もできないなということです。自分が困った時助けてくれる人がどれだけいるかって大きいと思うんです。ですので、人との繋がりを大事にしています。ベトナムに来たばかりの時は色々なネットワーク繋がりを持つために「ベトナムで一番知り合いが多い人になろう」って思っていて、自分には全く関係のない会にでも積極的に参加してましたね。それが、後々自分のビジネスに繋がったり、時には誰かと誰かを結びつけたりもしましたね。

家庭との両立に関しては、常に旦那に対して感謝を表すようにしています。協力なくしては私の夢の実現はできないので、必要以上に「ありがとう」と言うようにしています。

 

【小玉さんのこれからの夢について教えてください】

まず、女性が働きやすい環境を作っていきたい。これが一番にあります。それと、美容関係以外の仕事にも携わっていきたいです。私実は仕事の種類には拘りがなくて、お話いただけたらやってみたいと思っているんですよ。でも、あまりにも美容のイメージが強くなっていて、それを人に話すと「え、そうなんだ!?だったらこんな仕事の話あったのに残念だな。」ってなることがよくあって、もったいない思いもしてるので。

そして、ベトナムで日本でいうところのBeauty Worldを開催したいです。ベトナムで美容関係の仕事をしている現地のお店や、日系企業が一度に集まってやる、美容関係のお祭りみたいなものです。これを開催するまでには、今以上に色んな人との繋がりや、もっと深い知識が必要で、決して簡単なことではないんですが、これがもしベトナムで開催できたら大きな成果の一つになるんじゃないかな。これから2年の間には実現させようと思っています。

小玉 彩加(こだま あやか-26-)

プロフィール

お名前 : 小玉 彩加(こだま あやか-26-)