2014年06月20日

Thai Tu Tho ( タイ・トゥー・トー ) インタビュー 2013.16.10 Thai Tu Tho ( タイ・トゥー・トー ) インタビュー 2013.16.10

イベント開催、マーケティング

個人情報

氏名:Thai Tu Tho (タイ・トゥー・トー)

生年:1978年フランス生まれ。父親はベトナム人、母親はフランス人。

専門分野:イベント開催、マーケティング

Q:ご家族は今までフランスで生活されていますが、Thoさん1人は現在ベトナムにいらっしゃるのですね。ご来越はいつごろですか。またその理由は何でしょうか。

A:2007年、大学を卒業した後、MBAプログラムの始まりを待っている間にベトナムに行くことにしました。その理由は、ベトナムで働いてみたくなったからです。ベトナム人はどんな人なのか。ベトナムでの生活はどんな生活なのか。そういったことを知りたかったです。ここに来てから、ベトナムはどんどん発展していて、経営するチャンスが多くあるということを見てきました。

時期が来たら、フランスに戻ってMBAで1年間勉強しました。2009年にMBAの卒業証書を取り、ベトナムにもう一度戻ってフランス商売局に1年間勤めました。その後、2010年に自分でLys eventsというイベント開催会社を立ち上げました。

Q: Thoさんのお仕事について少し聞かせていただけませんか。

A:私の会社の主なビジネスは、チャリティーパーティーや文化交流プログラムの開催と、チャリティーをしたがっている会社及び組織への紹介サービスです。会社の倉庫はGo Vap区にあり、オフィスはこのレストラン(May レストラン)の一階です。

顧客の85%はフランス企業で、その中にはフランス領事館やフランス商売局もあります。商売局に勤めていたときにいろいろな人に出会えたおかげで、自分のイベント会社の顧客が探しやすくなりました。

Q:ということは、現在Thoさんはその会社に加えてレストランも経営しているということですね。忙しすぎるとかストレスを感じたことがありますか。

A:ちょっと忙しいかもしれません。特に会社と同時にレストランを経営しているので。しかし、友達と付き合っている暇があるから、問題なしです(笑)

Q:レストランについてですが、何故ベトナムでレストランを開くことにしたのですか。

A:ベトナム料理に対する私の愛情です。1968年に父がフランスに行きました。よく、父は母と一緒に家族にベトナム料理を作ってくれて、料理を通じてベトナムの文化、礼儀、教育を私たち子供に教えてくれました。何年たっても父の料理の作り方は変わりませんでした。私は父が作ってくれた料理が本当に大好きです。しかし、ベトナムで働き始めても、父の作ってくれたような味のベトナム料理は見つかりませんでした。時間がたつにつれて、ベトナム人の好きな味が変わってきて、ベトナム料理も変わるのだと思いました。私は、父の味だけがずっと好きで、そのベトナム料理の味を戻したいと思っています。この話を友達に聞かせて、皆に応援されて、彼らも昔のベトナム料理を楽しみたがっていると分かりました。

Q:どのようにレストランを始められましたか。

A:私のレストランは2012年4月から公式にオープンしました。その前の6ヶ月間でレストランを開く準備をしました。一番重要なことは、協力者を探すことです。料理のコンセプトについては、うちの家族の料理の作り方を基にして、メニューを作ることに決めました。レストランを開いたころ、父は定年退職の時期だったので、ベトナムに帰った父に対して、料理人に、料理の作り方を教えてくれるようにお願いしました。

店員には、家庭のような雰囲気のレストランの中で、上下関係なしに活躍して助け合って欲しいです。大切なのはいつも顧客のことを第一に考えて、顧客を幸せにし、また来たいと思ってもらうことです。

一番大変なのは手続きと法的書類です。法的書類を読むたびに、ベトナム語が本当に分かりにくくて大変です。手続きが多くて難しいことや行かなければならない所が多いことなどは言うまでもありません。

Q:レストラン経営していて、好きなことは何ですか。

A:一番好きなことは部下と働くことです。みんな熱心で、いつも仕事のためにもっと勉強したがっています。しかし仕事に関する勉強には結構時間がかかります(笑)

他に、レストランを管理していて嬉しいことは、レストランを自分の家族のように感じることです。ベトナムに帰ってから、ずっと一人暮らしをしてきましたが、レストランを開いてから、レストランに帰るときは家に帰るような感じです。皆と仲が良くて、家族みたいに感じられて、ここが本当に好きです。

Q:貴店には日本人の顧客もよく来店すると聞きました。日本人の顧客に対してどういった印象がありますか。

日本人の顧客はとても可愛いです。ベトナム人や欧米人は、何かクレームがあればすぐ大声でいい出します。日本人はそれと違って、店員に何かを尋ねることは珍しくて、そのときもすごくやさしくて丁寧です。なので、日本人の顧客はとても可愛いと思っていて、丁寧に接客してあげたいです。

Q:例えばの話ですが、もし会社とレストランで1つしか選択できなければ、どっちを選択しますか。

A:どちらか一つだけを選択することは本当にできません。なぜなら、レストランは家族のようなもので、会社は自分の専門・趣味のようなものですから。

Q:さっき協力者を探すのは一番大事なこととおっしゃられましたが、仕事での協力について、何が一番難しいことだと思われますか。

A:私は19歳のころ、フランスの会社で働いていました。そのとき、私の部下はたくさんいて、その中には私より年上の人もいました。みんなに対して、仕事をするときの役割、責任をきちんと説明することが大変でした。

繰り返しになりますが、会社・レストランを立ち上げるときには協力してくれる人を探すことです。これは本当に難しいです。「MAY」レストランを開いたときもそうでした。いろいろな人に会って協力してもらったのですが、考え方が合わないこともよくありました。

Q:ベトナム人の部下について、何かいいたいことがありますか。またベトナム人の若者達に何か伝えたいことがありますか?

あの子達は英語が結構上手です。しかし、勉強したこと以外の新しいアイディアを発見することはちょっと苦手です。もしかしたら、彼らはまだ以前勉強したことに影響されているのかもしれません。

若者達に何か伝えるのであれば、“相手が言っていることが分からないときには何度も聞いて”と言いたいです。例えば、レストランで接客するとき、よくお客さんの注文が聞き取れないことがあります。そのときにもう一度聞くことに遠慮して、時間がかかってしまうのです。何でも知っているわけがありませんから、一番大切なのは、分からないときは「すみませんが分かりません」とちゃんと言って、もう一度聞くことです。そうすれば、もっと成長することができるようになります。

Thai Tu Tho ( タイ・トゥー・トー )

プロフィール

お名前 : Thai Tu Tho ( タイ・トゥー・トー )