2017年01月19日

花の値段が割高に? 日本企業と協力して課題に挑む

ダラットと周辺地域における花の栽培面積は8千ヘクタールだと言われている。これは、全国の花の栽培面積のうち40%を占め、ベトナム全国の市場に占めるダラット産の花の割合は50%となっている。しかし、運営や提供システムに多くの課題を抱えているのだ。

ダラット市で今年、花提供センターの設立協力セミナーが開かれる。株式会社大田花き花の生活研究所の代表取締役である桐生進氏は、「ダラットの農家は今まで、自分たちが育てた花の価格を正確に定めていなかった。知り合い同士で販売する時は、価格を明確にしていないという状況が今も続いている。」と述べた。

実際に過去数年、ダラットの花の価値は安定していない。消費者の手に届くころには割高になってしまうことがほとんどだ。ダラット市人民委員会の副会長であるトン・ティエン・サン氏は「安くかつ早く商品が流通する状況を作りだすために、県や卸売市場の交易網に問題があることに、目が向けられなければならない。市場調査や研究を重ね、ブランドを強く推したプロモーションを実行するだけでなく、農家自身による商品価格の設定を市全体で積極的に援助していく必要がある。」と発表した。

JICAの応援を受けて2014年から、ラム・ドン県とホーチミン市はダラット-ホーチミン取引センターを設立することを巡って会談を重ねている。サン氏は、「ダラット市はプレン滝近くにある17ヘクタール相当のエリアを検討している。」そうだ。

過去2年間に渡りダラット市人民委員会はOTA会社と協力して、センター設立に向けて運動を促進し、花の流通網を改善してきた。このセンターはダラット市とラックドゥオン町、ドックチョン町、ドンドゥオン町から送られる花を管理して市場に送り出す役目を負うという。花は分類、剪定、水浸け、冷蔵保管される。パッケージに包まれた花は保冷車でホーチミン市の市場に運ばれるという。

ホーチミン市8区のビンディエン商業エリアにある14ヘクタールの土地で花や盆栽、観賞魚を扱う取引センターはMTVサイゴン交易株式会社(SATRA)から投資を受ける。2017年に第一段階を展開し2018年からプロジェクトを拡大する予定だ。花の収穫、処理、パッケージ、保管、運送の段階をすべて網羅するサプライチェーンを設立するそうだ。

桐生氏は「花の栽培者自身が設定した花の価格を、一般に公開させることに狙いがある。管理センターは市場に出ていく花の基準を調査し、市場の情報を提供する。」と述べた。情報技術を用いて付加価値をつけることで栽培契約を締結し、センターが栽培者と消費者の中間地点に立つ。「このモデルにサプライチェーンを加えることで利益の増幅を狙えると同時に、経費も減る。」と桐生氏は話した。

ダラット花協会会長のグエン・ディン・ソン氏は「花の栽培や販売の流通の精度を高めて成長していけば、ダラットはベトナムで一番有名な花の生産地域になることも十分可能だ。何百の企業や栽培者を結びつけることが出来るだろう。」とコメントしている。

ダラット市は市場に23億本もの花を提供しており、1ha当たりの花の価値は1年間で7億5000万ドンに上る。しかし輸出できる花はすべての商品のうち1割に過ぎない。加工技術や保管技術、運送面において全体的にレベルが低く、高い品質が確保できないことが問題になっている。

 

Source: thanhnien.vn