2016年、最も人々を感動させたストーリー
Phu Yen県An Hiep町は昨年、洪水の被害を被った町の一つだ。この時、4人の幼稚園教師が必死に洪水から生徒を守ったことが話題になった。教師たちは生徒を抱え上げたり、肩に乗せたりしていた。洪水に飲み込まれた子どもを救った教師もいたのだとか。この出来事の後、フック首相は4人の教師に感謝状をしたためたという。
貧しい人に朝食を提供しようと考えた人が設置した「バンミーの箱」は、今や全市で広がっている。ただのバンミーに加え、気前のいい慈善家の中にはバターやミルクパッケージを設置する人も出てきた。受け取る側も自分のバンミーしか取らないようにするというのが暗黙のルール。
10月13日~18日と10月30日~11月7日の二回にわたって起こった中部の洪水は死者59人、行方不明者6人、浸水家屋190000軒以上、被害を受けた田んぼ22000ヘクタールという被害をもたらした。推計被害額は7兆1900億ドンに上る。全国から救援の手が差し伸べられ、被害地援助に多くの地域が名乗りを上げた。何百万という贈り物が被災地に寄せられた他、組織や団体からの寄付もたくさん集まった。
「余裕があったら贈る。必要があれば受け取る。」というコンセプトの下、Dang Du Myさんは無料のクローゼットを設立した。妊婦と赤ちゃん向けの服をたくさん持っている人がここに寄付し、必要のある人が持っていく場所になっている。こうした無料のクローゼットも今後シェアされていくかもしれない。
非常に気の利いた行動を取ったとして、ある警察官にインターネット上では賞賛の言葉が寄せられた。シャベルと桶を持ちだして、渋滞の原因になっていた穴を埋めたのだ。
Tran QuanさんがNguyen Trai高校の前で偶然に撮った写真が注目を浴びた。写真の下のコメントには、「大雨の中、急いでいるおばあさんがいた。すると突然、赤いリバティに乗った女性がそのおばあさんに近寄り、レインコートを着せてあげた。彼女の素晴らしい行動を見て、自分の存在が小さくなったように感じた。私もこのような行動を心掛けたいと感じた。」と寄せられていた。
19歳のNguyen Ba Cuongさんが貧しい人に無料で靴を直すサービスを始めたことに対し、インターネット上では賞賛の声が寄せられた。自分が持っている力で、サービスを必要とする人々を助けようと考えたのだ。
2016年の始めに起きた台風の後、男の子がお父さんの帰りを待っている話が人々の感動を呼んだ。父親は出かける前に男の子に豆の種を与え、「種が気になるから戻ってくる」と伝えた。男の子はできるだけいいことをして過ごし、この種を育てたという。男の子の願いに応えるかのように、父親はテトの日に家族の下へ帰ってきた。実はこの話は2016年のテトを迎えるにあたり、ベトナム大手大豆会社であるVinasoyが作成した動画だった。
Source: zing.vn
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