IMF、アジアにおける急速な高齢化に警告

2017年05月11日(木)00時00分 公開
IMF、アジアにおける急速な高齢化に警告

国際通貨基金はアジア諸国に対し、日本の経験から学び、急速な高齢化に対応するため、すぐさま行動するよう呼びかけ、地域の一部は「裕福になる前に年を取る」ことになると警告した。

「地域の大部分である比較的低い所得レベルに住んでいる人々が急速に高齢化しているため、高齢化への対応はアジアにとって特に取り組みがいがあるだろう。」と報告書は述べる。「アジアの一部の国は、裕福になる前に年をとっている。」

アジアは2050年までに人口増加率がゼロになると予測され、現在ピーク時にある就労年齢人口の割合は今後数十年で減少していくだろうと報告書が述べた。65歳以上の人口の割合は急速に増加し、2050年までに現在の2.5倍近くに達するだろう。

公式データによると、ベトナムでは現在、60歳以上の人口は9,000万人を超え、総人口の約10.5%を占めているという。

労働当局は、ベトナムの労働年齢人口は急激に減少し、2030年までに6人に1人、2060年までに4人に1人が60歳以上になると警告した。

IMFは、日本の経験から学び、信頼できる財政再建計画の導入、女性と高齢労働力の参加の促進、社会的安全網の改良など、人口統計の厳しい状況に早急に対処するようアジア諸国に要請した。

ベトナムは労働人口がピークに達しているが、平均所得水準は先進国や他の多くの地域と比べると非常に低い。

IMFの画像

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