ジカウイルスがブラジルで流行 ベトナムは予防網を準備

2016年02月03日(水)00時00分 公開
ジカウイルスがブラジルで流行 ベトナムは予防網を準備

ホーチミン市のタンソンニャット空港でブラジルからジカウイルスの拡散を防止するために、スプレーを撒く。

世界保健機関(WHO:World Health Organization)がようやく重い腰をあげてジカ熱についての緊急事態宣言を発令した。昨年5月ブラジルで感染者が報告されてからすでに中南米20カ国以上で流行が見られ、おそらくアメリカ合衆国にも広がっているのではないかと懸念されている。WHOの緊急事態宣言を受けて、べトナムのメディアも一斉にジカ熱について報道している。

HCMC国際保健検疫センターのディレクターグエン・ヴァン・サウ氏によると、夜間ににスプレーを撒くと発表した。

また、旅客は空港に到着してから、体温を測定される。これまで、蚊が媒介するウイルスのない例は、ベトナムで報告されていない。

 

ジカウイルスの歴史

・ジカウィルスの存在は1947年から知られているが感染症の報告は従来ほとんどなかった

・2007年にミクロネシア連邦のヤップ島で、島民の約7割が感染するアウトブレイク(大規模感染)が起こり、初めて広く知られる

・2013年11月に、仏領ポリネシアでアウトブレイクが発生、患者数は数万人にも及んだとされる。

・2014年1月に、仏領ポリネシアから帰国した日本人がジカ熱を発症し、日本国内における輸入感染症として、初の症例となる

■症状

・発熱、発疹、筋肉痛、下痢、浮腫等

・デング熱に似ている

・適切に治療すれば死亡率が1%未満

・4~7日で完全回復する

・一度ジカ熱になると、抗体が体内に出来るため、二度とジカ熱にはならない

■媒体蚊

・ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒体すると言われている蚊

・ネッタイシマカは熱帯に主に生息。やぶ蚊とも呼ばれている

・ヒトスジシマカは秋田県と岩手県以南に生存している

またデング熱の媒介もする。溜まった雨水から発生しやすいので注意

source: thanhniennews.vn

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