2016年04月29日

ベトナムの衛生・医療事情【感染症など】

(1)衛生事情

ベトナムの衛生事情はまだまだよいとは言えず,地方に行けば行くほど衛生事情は更に厳しい事情にあります。

邦人の方が赤痢や腸チフス,食中毒等に罹患した例もあり,生水を飲むこと,旅行者者であればローカルのレストランや屋台等での飲食や生物(野菜を含む)、コーヒーやジュース、ウイスキーなどに入った氷等は避けた方が無難です。

 

(2)感染症

日本脳炎,デング熱,マラリア等の蚊が媒介する伝染病や,狂犬病,破傷風,肝炎などにも注意が必要です。

長期滞在者は,可能な限り予防接種を受けておいた方がいいでしょう。

また,毎年のようにベトナム南部地域ではデング熱が大流行します。この病気には,予防接種や決め手となる薬がなく,原因となる蚊に刺されない予防対策が重要となります。

2003年初頭に流行したSARS,未だ懸念されている鳥インフルエンザ,2009年に大流行した新型インフルエンザ等,これまででは予想できない感染症等の流行のおそれがありますので,常に最新の衛生情報の入手に心掛けましょう。

・鳥インフルエンザ

2003年以降,総計161人のヒトが感染し61人が死亡しています。

このため,一般的な予防対策として,以下の対策を講じるように心がけてください。

ア 生きた鳥(特に鶏,アヒル,鴨などの家禽類)への接触を避ける。

イ 家禽類の生肉,生卵は食べない。調理の際は十分な加熱を行い,卵や調理器具類は十分に洗浄する。

ウ 手洗い,うがいを励行する。

エ 必要に応じマスクを着用する。

オ 規則正しい健康的な生活を送る。

カ インフルエンザを疑う症状があれば,早めに医師の診断を受ける。

キ 医師と相談の上,インフルエンザワクチンを接種する。

 

(3)医療事情

ホーチミン市には,邦人医師又は看護師が常駐している「インターナショナルSOSクリニック」,「コロンビア・アジア・サイゴンクリニック」,「ファミリー・メディカル・プラクティス」,「ロータスクリニック」等, 外資系の「フランコ-ベトナミーズ病院」,ベトナム資本の「チョーライ病院」等の医療機関がありますが,重病患者や大きな手術が必要な場合は,依然としてシンガポール,バンコック,日本等へ緊急移送を行っているのが現状であり,また,不幸にも,毎年,急性心筋梗塞等で亡くなられる方が増えている傾向にあります。

したがって,旅行者は無理な日程は避けるよう,長期滞在者は日本帰国時等にあわせて定期的な健康診断を受けるなど日頃から健康管理に努めることが非常に大切です。

なお,緊急移送には多額の費用がかかりますので,必ず海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。

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(4)エイズ事情

日本人の場合、ベトナムでのエイズ感染の主な原因は,麻薬,売春にあります。

当地において,いかがわしい場所への出入りは避けるとともに,甘い誘い等は必ずトラブルの原因となることも肝に銘じて行動することが大切です。