2014年03月31日

空港や交通事情など、ベトナムでよくあるトラブルとその対策

(1)空港でのトラブル等

当地では,年々日本からの渡航者数が増え,また,JAL,ANA,ベトナム航空が日本からの直行便を毎日運行していることもあり,現在では,年間約30万人の邦人の方がホーチミン市に来ています。

それに伴い,邦人の方が空港でいろいろなトラブルに巻き込まれている件数も増加の一途を辿っており,それぞれ注意する必要があります。

 

猥褻物(図書等)所持に関するトラブル

ベトナムでは,入出国時だけにかかわらず,猥褻物(図書等)の所持を禁じており,所持していた場合には,300万ドン~4000万ドン(約150米ドル~2000米ドル。量,内容により額が異なります。)の罰金が科せられます。

昨年,当地に日本で通常売られている週刊誌等を持ち込んだところ,猥褻物の認定を受け,罰金が支払う事例が多発しているので,日本等から携行する書籍・雑誌類は慎重に選定する必要があります。

 

 被害に会わないための対策方法

ベトナムの猥褻基準は,日本の基準より非常に厳しく,また,持ち込んだ時点で,違反となるので,その場で週刊誌等を放棄すると申し出ても,免れることができないということを認識しておく必要があります。

猥褻物(本,DVD等)は,買わない,持ち込まない。

猥褻の基準は担当官によって,その判断が異なることから,女性の肌が露出している写真や描写されているイラスト等が掲載されているような週刊誌等の持込は避けた方が無難でしょう。

 

■入国審査のトラブル

現在,日本国旅券を所有している方は,原則15日以内の滞在に限り,査証(ビザ)なしで入国することができます。しかしながら,パスポートの残存期間が3か月未満であった場合(6か月未満の場合でも入国できなかったケースもあります。),片道航空券であった等のため,入国を拒否された事案もたびたび発生しています。

 

 被害に会わないための対策方法

安易に現地で,ビザの更新をすればよいと思わず,15日以上滞在する場合には,入国する前にビザを取得しましょう(オープンチケットで入国する場合にも事前にビザを取得してください。)。

入国審査時の不要なトラブルを避けるため,当地で第3か国へ出国するチケットは購入せず,あらかじめ入国する前に,往復航空券,或いは第3か国へ出国するチケットの購入をお勧めします。

パスポートは残存期間が1年未満になった時点で,更新手続きができますので,早めにパスポートの更新手続きを行ってください。

 

■外貨持出制限

入国時の外貨持ち込み制限はありませんが,現金5,000米ドルあるいは同額相当外貨,または15,000,000ベトナムドンのいずれか以上を所持する場合は,入国時に空港で税関申告する必要があります。

2010年9月15日以降,空港からの出入国に関しては出入国カード不要となっていますが,従来の出入国カードは税関申告書も兼ねていますので,上記のような方は必要事項を記載の上,空港税関へ提出する必要があります。

この申告をせずに,出国の際に上記の額を超える現金等を持ち出そうとした場合には,所持金を没収され,更に罰金を払うことになります。

なお,10万米ドル以上あるいは同額相当外貨の持ち込み,持ち出しについては,10万ベトナムドンの手数料が徴収されます。 また,在留邦人の方等がベトナム国内で銀行から引き出した現金を限度額(5,000米ドル相当)以上国外に持ち出す場合,当該銀行から許可証の発給を受け,それを携行しなければなりません。

 

(2)交通事情及び事故対策

- 当地では,経済発展とともにオートバイ・自動車の数が著しく増加しています。ベトナム政府も対策を講じようとしていますが実効が上がらず,道路事情,信号機等の交通インフラは決してよいとは言えません。また,オートバイは歩道を歩く感覚で乗られているなど,市民の交通マナーも日本人の常識では考えられないものです。

- 市内にはレンタル・バイク屋がたくさんあり,店側もパスポートと引き換えに簡単にバイクを貸しますが,この国では50ccを越えるバイクの運転には免許が必要です。
免許なしで,ひとたび事故を起こせば,無免許運転で処罰され,被害者が死亡した場合には,当局に逮捕・長期間拘留される等厳しく罰せられるほか,各種保険の適用もされず,被害者との示談等において,非常に不利な材料・状況に置かれることとなります。また,誤って自分で事故した場合も,各種保険の適用は困難です。