2014年04月27日

麻しん(はしか)流行とMMR予防接種

ベトナムでの麻しん(以下はしか)の流行は現在も続いています。新聞などのメディアでもその懸念がとり上げられている状況です、はしかは、こどもに適切な予防接種を行なうことで95%以上予防できるウィルス性感染症です。1回の接種で一生効果があります。通常1回目は1歳から1歳半の時期に受けることが奨励されています。しかし、現在のはしか流行の状況から、ファミリ-プラクティスでは一歳半を待たずに接種することをおすすめしています。

この予防接種は、1歳未満のこどもにはおすすめしていません。

一般的な予防接種スケジュールでは、2回目の接種が2~4歳から6歳までの時期に必要とされています。1回の接種で効果が一生持続しますが、はしかの発症を確実に防ぐためにも、2回の予防接種をおすすめします。現在の流行の状況から、ファミリ-プラクティスでは4~6歳の時期を待たずに、今すぐ接種することを保護者の方におすすめしています。

現在、一般ベトナム人社会で流行しているはしかの症状ですが、日本人も含めた外国人コミュ二ティ-では流行の兆しはありません。流行発生から現在に至るまで、ファミリ-プラクティスの1区、ベンタン区、アンフー2区クリニックの小児科チームでは、幸いにもはしかの症例は確認されていません。これは外国人コミュ二ティ-間でのこどもの予防接種の重要性への意識が高いことから、より多くのこどもたちがはしか予防接種をきちんと受けている結果といえます。外国人コミュ二ティ-ではしかは広がっていませんのでご安心ください。

はしか予防接種ガイダンス

1)1歳以上のこどもは、MMRワクチン(麻しん、おたふく、風しん3種混合)を1回を接種する。

2)1回目を接種済みの場合、1回目から最低3ヶ月をあけて2回目を接種する。3回目は必要ありません。

3)1歳未満のこどもで、はしかと診断されたこどもとの接触があった場合(部屋を共有するなど)は、小児科の受診をおすすめします。接触から72時間以内であれば予防接種で予防の効果はあります。

 

よくある質問

Q: 今回のはしか流行を心配する必要はありますか?

ファミリ-プラクティスで小児科医が診ている限りホーチミン市内の外国人の間では、はしか症例は発生していません。しかしながら予防のためのMMR接種はおすすめしています。

Q: MMR予防ワクチンの在庫はありますか?

在庫は多少あります。しかし、現状況から在庫はすぐなくなるもとの予想されます。新たな入荷は4月最終週を予定しています。

Q: MMRワクチンの製造元はどこですか。

ファミリ-プラクティスでは、アメリカ製の輸入ワクチンを使用しています。

Q: MMR予防ワクチンはいくらですか?

1回分のワクチンはVND430.000(約20ドル)です。クリニック利用が初めての患者さんは予防接種アドバイス料VND623.500(約29ドル)がかかりますのでご了承ください。

Q: はしかだけの予防ワクチンですか?

いいえ。3種混合ワクチンMMR(麻しん、おたふく、風しん)として接種します。ベトナム保健省のもとでは、はしかだけの予防ワクチンがあるようです。

Q: 予防接種はいつ受けたらいいのでしょう? 奨励年齢より早めに受けてもいいものでしょうか? 

アメリカ疾病予防管理センタ-(CDC)の奨励では、MMRワクチンの1回目は生後12ヶ月とされています、しかし、生後少なくとも9ヶ月に達した乳児で予防接種がまだの場合は、接種は可能です。この場合、生後15~18ヶ月の時点でおたふくと風しんの予防のために2回目接種が必要になります。

Q: 予防接種の副作用はありますか?

他の予防接種後と同じように、注射部位が1日ほど痛む場合があります。MMRワクチンは生ワクチンですので、はしかなどの症状にかかったような症状や38度ほどの発熱、軽度の発疹が7~10日間続く場合もあります。きちんとした品質の予防ワクチンの場合、重い副作用が出ることは非常に稀です。はしかに感染した場合、合併症を引き起こすことはよくあります。

サージ・ガドスティン医師 - 小児科、感染症専門
ファミリーメディカルプラクティスHCMC

 

 

ファミリーメディカルプラクティスHCMC

この記事を書いた人

お名前 : ファミリーメディカルプラクティスHCMC