2014年05月14日

中国がベトナム海域にて石油採掘を行った件に関して

成り行き

2014年5月2日、中国海洋石油総公司(CNOOC)は、ハイズオン981(HD-981)石油採掘基地を北緯15029’、東経111012’座標地点、ベトナム沿岸から120海里離れた、ベトナムの排他的経済水域内に建設。

2014年5月3日、中国海事局はHD-981石油採掘基地が北緯15o29’58”、東経111o12’06”地点で、2014年5月2日から8月15日まで稼動を実施すると発表した。

 

 

その後、HD-981石油採掘基地周辺の護衛船は、ベトナム海上警察船に衝突するなど、連続してベトナムの船舶を攻撃。

5月4日、ベトナム外務省の代表はハノイで中国大使館の代表と会合し、ベトナムからの外交文書を受け渡した。

文書の主な内容は、中国のHD -981石油採掘基地の活動が、ベトナムの主権を非常に侵害しているとの主張である。その他、HD -981石油採掘基地とそれに関する船舶、設備、人員は、ベトナム海域から速やかに離れる事、このような侵略行為を繰り返さない事を求めた。

5月6日、外務大臣ファン・ビン・ミン氏は、中国国務委員ズオン・キエット・チー氏との交渉を実地した。この交渉の際に、ファン氏はベトナムの見地を表して中国のHD -981石油採掘基地を退かせる事を求めた。しかし、ズオン氏は中国の主権領域のため問題ないと主張している。

5月7日午後4時、ベトナム外務省は国際的な報告会を開催した。この報告会には、ベトナムは中国が南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)に違反したと肯定した。

海上司令部ゴー・ゴック・トゥー氏によると、ベトナム部隊は中国船からの攻撃に対し、最後まで軍用船を使わずに対応したとのことである。

5月8日、南シナ海での中国船舶からの攻撃に関する非難を受け、中国外交次官チン・クオック・ビン氏は、衝突した事実は無いと発表した。

5月6日から10日まで、ベトナム内の様々な組織は、中国の行為を強く批判する主旨の正式な報告を出した。それはベトナム科学歴史会、ベトナム漁業組合等である。その上、5月9日、ベトナム弁護士会は報告会を開催し、中国の行為についての宣告を出した。この報告会で、多くの法律家はベトナム側には法理論根拠が十分あるので、中国の行為を国際的な裁判所へ申し立てる場合、勝訴できる可能性はとても高いと述べている。

ネットサービス会社BKAV副社長・セキュリティ担当、ゴー・トゥアン・アイン氏によると、5月8日から11日の間、約220ものベトナムのウェブサイトが中国からのハッカーに攻撃された。その内6つは政府系サイトであった。

5月9日、ハノイの在ベトナム中国大使館前で約1000人規模の反中デモが行われた。10日には、ホーチミン3区の在ホーチミン中国総領事館前でも、反中デモが行われ、デモ参加者は、中国が石油掘削を始めたホアンサ諸島周辺海域でのベトナムと中国の船舶衝突に強く反対した。
また、11日には他の地域でも反中デモが行われた。ダナン、フエ、クアンナムでは数百人が参加し、「中国はベトナムの主権侵害をやめろ」などと書かれたプラカードを持ち行進した。

 

 

日本でも、在日ベトナム人はデモを開催し、中国がベトナムの主権を侵害した事に反対した。

12日午後、ルーフーフオック公園(ニンキエウ区、カントー市)で、2000人以上がデモに参加した。

13日、ビンズオンの台湾資本企業に勤める6000人の労働者は、ストライキを起こし範疇デモに参加した。