2014年04月02日

仕事が無いのに楽観的

ベトナムでは、若者の失業状況が社会の懸念事項になってきた。近年の不況、人材需要が思うほど伸びなかったこと等、多くの既卒生が失業している理由は様々である。しかし、客観的な要因の他にも、一部の既卒生は、プライドが高く、自分の能力に見合う仕事が見つかるまで働かないということも原因となっている。

卒業生は求職に一生懸命でない

L.A.D 氏は有名大学を卒業後、地方の銀行で仕事を始めたが、短期間で辞め、都市部に移り暮らし始めた。当初、D 氏は誰もが知る企業ばかりに履歴書を送り続け、やっとの思いで外国企業に入社することができた。しかし、大企業にも関わらず給料が低い(500万ドン=約2万5千円)と感じ、疲れてしまい、将来も感じられないとして、勤めてから1ヶ月足らずで辞めてしまったのである。

他にも数多くの企業に出向いたが、D氏は、それらの企業を有名ではなく、初任給が低いと非難した。D氏は言う。「私に見合い、欲しいだけの給料をもらえる仕事が見つかるまで働きません。しばらくは家族からの援助で生活します。」と。

全国で90万人の既卒生のうち、7万2千人は職が無い状態である。この失業状況は社会を不安にさせている。しかし残念なことに、全ての既卒生が努力して仕事を探しているわけではない。一部の学生は卒業後、仕事が無いので、毎日カフェで友達と喋り、暇を潰す。生活は両親に頼っているという状況である。

高すぎる自己評価や給与に対する高い要求等で、多くの企業が、学生募集に消極的になりつつある。

飢える心配が無いから働かないのか

ĐỗHạnhNga博士 ―ホーチミン人文社会科学大学・社会事業部長― は、失業原因はそれぞれの業界ごとに異なると述べる。中学校・専門学校は、学生が少ないにも関わらず投資額は多い。現在、多くの大学卒業生は、要求される技能レベルにまだ達していない。

正当な自己評価と労働市場が、卒業生たちに就業機会をもたらすこととなるだろう

人事担当者からのアドバイスは、失業を避けるためには、学生が専門知識や外国語などのスキルを身に着け、自身の競争力を高めるべきだということである。その上、大切なのは、低姿勢でスタートすることに躊躇せず、初任給が高くなくとも、堅実に働き、ルートを辿って行くことなのだ。