2014年03月28日

日本人女性がベトナムの環境のために活動

日越友好協会の元事務局長、臼田玲子さんは、退職後、ベトナムに渡り、貧しい子供たちのためのコミュニティセンターを設立した。この組織の目的は、国の枠を超えた、環境保全活動である。

1999年、初めてベトナムを訪問した際、ハノイの路上をうろつく物乞いの少女たちを目にしたことで、なんとかしてあげたいと感じた気持ちを、玲子さんははっきりと覚えている。「なぜ少女たちが不憫な運命を辿らなければならないのかわかりませんでした。あの日のことが、私にこの国で何かするよう駆り立てたのです。2003年、貧しい学生の為に、日越友好の一環として自転車を寄贈して、このことが私をベトナム中部に留まらせることになったのです。」と、玲子さんは話す。

2003年から現在まで、協力支援プログラムを通して、日本の各組織に10000台の自転車と、貧しい子どもたちを支援する為のオフィス設立の援助を呼びかけ、クアンナム県・ダナン県に寄贈した。

10年以上に渡ってベトナム中部と関わり、退職後の2011年、玲子さんはホイアン旧市街(クアンナム県)に住居を構えることを決めた。彼女は、ホアイ川の横に土地を買い、1つの“青い惑星”なのだから、と周囲に協力を呼びかけ、コミュニティセンターをオープンさせた。このセンターでは英語・日本語の授業、職業訓練、また、貧しい学生への就職口の紹介等が無料で行われている。

彼女に共感し、吉田晃・山田貴宏・広田桂子の3人の日本人建築士が、環境に合わせた建物の設計を手伝った。

2011年から現在まで、エコロジカルな彼女のこの家は、日本・ベトナムの数多くの大学から、数百人に及ぶ学生が旅行で訪れたり、地球規模の気候変動の問題について議論したりする、魅力的な目的地となっている。