うどん店の日本人オーナーがベトナム人へ無料日本語レッスン

2017年04月04日(火)00時00分 公開
うどん店の日本人オーナーがベトナム人へ無料日本語レッスン

日本人男性は、ホーチミン市のうどん屋を、地元の若者が無料で日本語を学ぶことができる場所に変えた。

榎本俊明さん(35歳)は、10区Su Van Hanh 通りの小さな路地でうどん屋を営みながら、若いベトナム人に日本語レッスンをしている。榎本さんのレッスンは、毎週日曜日の午後3時から行われる。 
うどん出汁の香りと風味の中、18歳から20歳の3人の勤勉な学生が無料で授業に参加している。このような授業は、2年前、10区のLe Hong Phong通りの路地で最初に料理店を経営したときに始められた。
ベトナム人店員であるNguyen Thi Phuc Loc氏によると、最初は多くの人が榎本さんのクラスに参加していが、日本語は難しい言語なので最終的には参加者は減少していく、と語った。学生の数は、最初は20人から現在は3人に減った。しかし数が重要なのではなく、クラスに1人の学生しかいなくても、日本語が好きな人たちのために授業を行うと榎本さんは話した。
「日本人に話すチャンスがないので、このクラスに来るのはエキサイティングだ」と、2016年12月から榎本さんのクラスに参加したTran Thi Ngoc Ngan氏は言った。Ngan氏は日本語センターで勉強をしているにもかかわらず、スキルを磨くため毎週日曜日ここに来ているという。「私はレッスン後に、よくうどんを注文し、先生としゃべる」と彼女は付け加えた。

 

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