ハーバード大卒の優秀なベトナム人男性、ベトナム人の教育改善を目指しGrab社を退職
ハーバード大学出身のHuynh Hanh Phuc氏は、教育NPO団体"Teach for America"のベトナム版である“Teach for Vietnam”を設立するために、“100万ドルを稼げる仕事”とも呼ばれる、配車サービス会社であるGrab社を退職した。
1989年に設立された"Teach for America"はアメリカの非営利団体で、大学卒業者に対し、低所得地域の公立学校で教鞭を執ることを奨励している。
Phuc氏は、「このプログラムはベトナムに適していると思う。たくさんの優秀な学生がいるのに、生活に余裕がないため、可能性を活かすことができないでいる。」と説明した。
2015年11月にTeach for Vietnamを設立して以来、Phuc氏と彼のパートナーはプログラムを促進するため、南部地域を巡回している。
Tay Ninh省では、3つの地区で“Teach for Vietnam”が実験として行われており、目標を達成することができれば、今後さらに拡大していくとのことだ。
同省の人民委員会は、Teach for Vietnamの教師が、2017~2019年の2年間で、36億ドン(約US 158,000ドル)の与えられた予算内から、正式な教育制度内で働くことを可能にするプログラムとのパートナーシップを承認した。
さらに、Teach for All Catalyst Fundと米国総領事館より、合計200,000ドルの補助金が提供された。
Phuc氏は、16名の若いボランティア教師と共に採用された。
Tay Ninh省の教育訓練次官のNguyen Van Phuoc氏は、「彼らは若いが、知識と熱意でいっぱいだ。」
「話すのは時期尚早だが、私は、このプログラムは学生にとって新しく、より効果的な学習方法への扉だと信じている。」と述べた。
Phuc氏は、「Teach for Vietnamに教師として参加するには、大卒以上であり、英語力、コミュニケーションスキル、課外活動や参加したプロジェクトを通して実績のある指導力を持っている必要がある。」と語った。
「最も重要なのは、Teach for Vietnamに全力を注ぎ、ベトナムの子供達の教育を改善しようとする彼らの意欲だ。」
授業のほかにも、プログラムの教師は、歌うこと、演技、英語でのインタビューなど、課外活動を計画する役割がある。
Tay Ninh省の Teach for Vietnamのプログラムに参加する26歳の教師Dinh Thi Huyen Trang氏は、「40分のクラスを準備するのに4時間かかる。」と話す。
Phuc氏は、地方でも教育の機会を増やすために、より多くのボランティア教師を引きつけるだけでなく、教師を支援し成長させる方法を見つけることの重要性を強調した。
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