フォルモサ製鉄所が5億米ドルの賠償

2016年07月01日(金)00時00分 公開
フォルモサ製鉄所が5億米ドルの賠償

今週木曜日、ベトナム中部の地方で魚が大量死した事件の調査結果についての記者会見が開かれた。会見で、マイ・ティエン・ズン官房長官は、今回の事件の要因は、台湾企業のフォルモサ・ハティン・スチール(以下:FHS)が、有毒物質を含んだ水を違法に排水したことにあると公表した。

FHSは、今年4月にハティン省、クアンビン省、クアンチー省、そしてフエ省沿岸で、魚を大量死させる要因を作った疑いがあるとして批判をあびていた 。

事件の原因を解明するため、政府は100人以上を動員して大規模な調査を実施。そして今回の会見で調査結果を報告、FHSから排水された水にはフェノール、青化物及び水酸化鉄などの有害物質が含まれていたことが明らかになった。

FHSは会見が開かれる前に、環境汚染を引き起こしたことを謝罪、そしてベトナム政府や地元の人々への賠償として5億米ドルの賠償金位支払い、廃棄物処理システムを改善すること、そして政府の機関と協力して海の環境を監視することで、再発防止に努めることなどを公約した。

thanhniennews.com

 

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