ブイビエンのボロアパートでの生活

2016年11月28日(月)00時00分 公開
ブイビエンのボロアパートでの生活

狭い空間、雨漏り、老朽化した窓、張り巡らされた電線・・・・。

外国人で賑わうブイ・ビエンに立つボロアパートから、8部屋が引っ越すことになった。

155-157 ブイ・ビエンのアパートはサイゴンの外国人町と呼ばれるファン・グー・ラオ地区に位置しており、1975年に建てられた。現在、アパートは80部屋6階建てで600平方メートルの面積と4000㎡の面積を有している。

ホーチミン市開発省によると、「見た目とは裏腹に、築40年経った内部の老朽化は著しく、すぐに引っ越しが必要な部屋には退出要請を出した。」ということだ。


住居人が日用品を廊下に放置しているので迷惑だ。各階には防火装置が備えつけられていという。

部屋に十分な日光が入ってこないので服を乾かすために、物干し用の針金や紐を吹き抜けまで延長させる住人が目立つ。

このアパートに住むHuongさんは、「ずっと昔に建てられたので、一部が老朽化しており雨漏りの原因になっている。」とコメントした。

窓もひどく悪化しており、布や材木などを充てて補強している人も見られる。

どの部屋も20~60㎡ほどの狭い面積で、住民が窓を作って部屋を明るくするなど工夫している。

家族四人と40年以上住んでいるLuu Thi Hanhさんは、

「老朽化している狭い部屋に住んでいるのは息苦しい。時々他の所に引っ越したいと思うが、

いい条件がない。ここにいるのは貧乏な人々で、お金がある人はもうとっくに引っ越した。」と語った。

洗濯物を乾かすために屋上の電線を利用する住民もいる。

住民によると、これまで火事は発生していないそうだ。

「引っ越しすべきだ」とのアドバイスに対して、反対する人も少なくない。

最低限の生活はできているので問題ないと主張している。

「階段や天井の老朽化が改善したらまだましになる。」と、住民の一人はこぼしている。

アパートの階段も老朽化が進行している。

「このアパートはまだいいほうだ。電気、電話、ネット環境がしっかりしてくれればそれでいい。

引っ越す場合は、政府や投資家が新たなアパートを建てる際、

我々住民の居場所をしっかり確保する義務がある。」と、ブイ・ビエンのアパート管理の幹部はコメントしている。

 

Source: vnexpress.net/

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