ベトナム 失業者の15%が大卒
2016年07月16日(土)00時00分 公開
国全土において識字率が上昇しているにもかかわらず、ベトナムの大卒者は仕事を見つけるのに悪戦苦闘している。
ベトナム統計総局によると、大学の学位取得者は失業者の15%を占めている。これは仕事が十分にないためではなく、大卒者の技術と応募条件があっていないためであるからだ。
外国人投資家にとってはベトナムの最大の魅力は人件費の安さだ。例えば、サムスンの工場はタイグエン省とバクニン省で11,000人の現地労働者を雇用している。しかし、サムスンの工場の仕事の大部分は肉体労働であり、大卒者は少数しか雇われていない。
外国資本への依存度の増加は国内産業の成長低下につながっている。その上、外国資本の増加により、多くのベトナム人大卒者は生活のため肉体労働の仕事をせざるをえなくなっている。
ベトナム人大卒者の就職の悩みとなっているほかの原因は仕事の地理的分布だ。現在、ほとんどの大企業はハノイかホーチミンを拠点にしている。同時に63の指定都市は外国資本の獲得ためにそれぞれ異なる誘致をしているため国の産業分布に偏りが出始めている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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