浸水の原因 ほんとうに下水溝の不十分な管理のせい?

2016年09月29日(木)00時00分 公開
浸水の原因 ほんとうに下水溝の不十分な管理のせい?

9月26日~27日、ホーチミン市は豪雨に長い時間にわたって浸水が続き、59本の道路が通行止めになった。高くなった水位がバイクのエンジンに支障をきたし、大雨の中バイクを押して歩く人の姿が何千人と確認された。

市民は大混乱だ。狭い住宅地や路地裏では、
床上まで浸水した汚水や流されてきたゴミに頭を抱えて一日中過ごす人も。

ホーチミン市エンジニア副所長Vo Kim Cuong博士は、「古くなってきた下水溝のシステムに問題がある。下水システムがうまく機能しないのは、管理や修理が行き届いていないから。タンソンニャット空港もそうだが、下水溝のシステム管理の水準が著しく低い。」と、述べた。

また、市民の衛生管理に対する意識も関係しているという。
ベトナムは屋台式の営業を生業にしている人が多く、店側と客側双方が、持ち帰り用の食べ物のパッケージや袋、食べ残しを道端に捨てていくのだ。結局、これらが下水溝につまり、水が押し流されない原因の一つになっている。

そのようにして捨てられた大量のゴミは下水溝の掃除を困難にし、雨期の今、その“アダ”が返ってきているのである。ゴミをゴミ箱に捨てるという習慣がついていれば、このような浸水の原因にならなかっただろう。浸水時発生する悪臭や浮流するゴミは、市民の“ちょっとした日々の心がけの欠如”の結果と言えるのである。

Source: Kenh14.vn

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