ホーチミン市裁判所、Appleに対する訴訟却下
2人の弁護士が「AppleはiPhoneの古い機種の動作を鈍化させるソフトウェアを開発した」としてAppleを起訴したが、ホーチミン人民裁判所はこの訴えを却下した。
3月28日、裁判所はベトナム民法に基づいた裁判をするに値する十分な証拠がないとして、ハノイ弁護士協会のNguyen Ngoc Hung氏とTran Manh Tung氏が提出した600ページの文書を却下した。
裁判所は「2人の弁護士に対して、更なる関連書類を提出するよう依頼したが、期限までに提出は確認されなかった」とコメントした。
3か月前、弁護士のHung氏とTung氏は「Appleは顧客にバッテリー交換や新規購入を促すために、故意に不具合が起こるソフトウェアアップデートを行った」という旨の文書を裁判所に提出し、「Appleは、ベトナム消費者保護法に違反した」と主張した。
また、二人は端末の動きの鈍化の停止またはバッテリーの無料交換の実施といった解決策を出すことをAppleに要求した。さらに、iPhoneユーザーに対し、今回の訴訟への同意を呼びかけるため、ウェブサイトを開設し、3月28日までに4771人余りのユーザーが登録したという。
しかし昨日、二人の訴えは裁判所により却下された。これに対して二人は遺憾の意を示し、Hung氏は「我々は、3月13日に裁判所の要求通りに書類を提出したのにも関わらず、訴訟を却下するのは民事訴訟法に違反している」とコメントした。
裁判所は証拠が不十分だと話ししているが、二人はAppleがiPhoneの古い機種にダメージを与える真意が説明されているCDデータやAppleからiPhoneユーザーに対して出された謝罪文・投資ライセンス証明書・AppleベトナムがApple社の一員であることを証明する商業登記証も一緒に提出したそうだ。
ベトナムにおけるスマートフォン市場の規模は9億ドル(約954億円)になると推定されており、間もなく10億ドル(約1060億円)を超える見込みである。
iPhoneはベトナムで販売されているApple製品の中でも最も使われている製品だ。
iPhoneの動作の鈍化は、公に発表されているだけでなく、他の組織団体にも確認されている事実である。複数の消費者保護団体はこの件に関して「Appleはユーザーに新しい端末を買わせるためにアップデートに不具合を起こしたという情報を隠蔽していた可能性もある」と指摘している。
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