ベトナム初の5Dガラス橋、4月末に開通へ
<ベトナム北西部Son La省に建設予定のガラス橋の完成イメージ(写真提供:Queen Viet Company)>
4月25日、ベトナム北部Son La省で5Dガラスを使用したベトナム初のガラス橋が開通予定だ。ガラス橋はベトナム国民が祝日に訪れる目的地の一つとして建設されているという。
足場が透明なガラス橋は山岳地帯であるMoc Chau区のDai Yem滝の観光名所に建設されており、4月30日の南部解放記念日までの完成を目処に作業が進められている。
建設会社のPha Luong社によると、ガラス橋は長さ80m、幅2mで、30種の特殊効果と光電センサーシステムが備え付けられた最新の5D技術が搭載されているという。
Pha Luong社ディレクターのDinh Hong Phuc氏はTuoi Tre (Youth) 新聞に対し、「我々は歩行者に万全の安全性を提供するために世界中のガラス橋を訪れ、技術や設備を導入した。さらに開通前には、橋の安全性を確かめるために木槌を使って足場を叩くだろう」と話している。
また、ガラス橋の建設には320億ドン〜350億ドン(約1億6000万円〜1億7500万円)の費用がかかっており、その他の設備を含めると合計で400億ドン(約2億円)の費用がかかると続けた。
<ベトナム北西部Son La省に建設予定のガラス橋の完成イメージ(写真提供:Queen Viet Company)>
Queen Viet社プロジェクトリーダーのNguyen Minh Cuong氏によると、ガラス橋は鋼鉄と防弾ガラスを使用してたった4ヶ月で建設されたという。
Cuong氏は、ガラス橋は1度に50人〜70人が同時に乗ることができ、橋の安全性は地質調査や歩道の重量を考慮した結果、安全性は保証されていると話している。「地質の安全性を確認したのち、我々は建設を開始した」と続けた。
「Love Glass Bridge」と名付けられたこの橋は、柱10本にハート型の構造があり、橋の底には蓮の花びら模様が10枚ある。
5Dガラスにはガラスのひび割れや心臓、開花した花、魚が泳いでいる模様が施されている。
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