コントロール出来ること、出来ないこと|ひろっしゅコーチ連載Vol.1(全2回)

2019年05月06日(月)00時00分 公開
コントロール出来ること、出来ないこと|ひろっしゅコーチ連載Vol.1(全2回)

はじめまして。
ひろっしゅコーチです。
コーチング理論をベースにしたママ向けのコミュニケーション講座「ママのイキイキ応援プログラム(ママイキ)」で、日々全国を飛び回っています。

私がお伝えしたいのは「正しい子育ての方法」ではありません。
母親としてはもちろん、1人の女性としても心からハッピーでいられるための考え方の軸を育てて欲しいと思っています。

 

子育て期は、嫌な自分と向き合う時期でもあります。

すぐにイライラしてしまう私。
子どもに怒ってばかりの私。
ママ友の顔色ばかり伺ってしまう私。

こんなはずじゃなかった、なんて思うこともありますよね。

 

みなさんに知ってほしいのは、「コントロールできないこと」があるということ。

例えば、お天気をコントロールすることはできません。
「雨はダメ! いますぐ晴れなさい!」といくら怒っても、それで雨が上がることは絶対にないのです。

同じように、例え我が子であっても他人の感情はコントロールできません。
「いますぐ泣き止みなさい。ちゃんと楽しんで!」と怒っても、それで「わぁ、楽しくなった!」なんて思い通りにはならないのです。

でも私たちはなぜか、我が子のことはなんでもコントロールできると錯覚してしまう。パートナーに対しても同じかもしれませんね。コントロールできないことを思い通りにしようとするからイライラするんです。

 

では、私たちにコントロールできることってなんでしょう。

それは自分の考え方やものの見方。そして自分の感情です。
同じ出来事に直面したときに、なにを感じ、どう行動するのか。その選択の繰り返しで、私たちは未来をつくっています。

この連載でも、いろいろな事例を紹介しながら、そのことをお伝えしていきたいと思います。

 

「過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」なのだと、ぜひ覚えておいてくださいね。

そして、子どもの行動も成長とともにコントロールできなくなることも知っておいてください。子どもが親の指示や命令に従うのは幼い間のほんのひとときだけ。だんだんと素直に言うことを聞かなくなってきます。「勉強しなさい!」「その一言でやる気なくした」なんてね。

 

朝起きてから今までに、お子さんにどんな指示を出しましたか?

「起きなさい」「着替えなさい」「歯を磨いて」……

朝の時間だけでもかなりの数の指示を出しているのではないでしょうか。それをいきなりゼロにするのは難しい。

でも言わなくてもいいことから、ひとつ手放してみませんか?

失敗をしたり叱られたりしながら、子どもはたくさんのことを学び、それを糧に成長していきます。忘れものをして叱られた子は、忘れない方法を工夫したり、忘れたときのリカバリーの方法を考えたりするものです。子どもたちから失敗する権利を奪わないことも、私たち大人の大切な責任なのです。

 

 

 

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