ホーチミン、コレラ風評被害対策で豚肉価格値下げ
<消費者を惹きつけるため、豚肉の価格を値下げが行われている>
スーパーマーケットの多くが豚肉価格を20〜30%引き下げている。10区のBig Cでは、豚足の価格を11万2000ドン(約520円)から9万ドン(約420円)に引き下げ、豚肩肉の価格を9万5000ドン(約440円)から8万2000ドン(約380円)に引き下げた。3区のCoopmartでも、豚肉価格を10〜20%引き下げ、集客に繋がったという。
11区に住むのPham Lan Huongさんは、「アフリカ豚コレラの発生後、スーパーマーケットでしか豚肉を買っていない。スーパーマーケットの豚肉の品質に関してはあまり心配していない。割引後、豚肉価格はマーケットと同程度だ」と語った。
Big Cスーパーマーケットチェーンの経営主体であるCentral Group Vietnam社は、BigCで消費される豚肉の量は、アフリカ豚コレラの発生後に10%以上増加したと述べた。
Coopmartスーパーマーケットチェーンで販売されている豚肉の量も、特に週末にかけ15〜20%増加したという。 同店は1日に40〜50トンの豚肉を販売した。
Vissan JSC社の取締役Nguyen Dang Phu氏によると、同社では毎日1200頭の豚を市場に出荷しているという。 豚の10%は同社の農場で飼育されており、残りはVietGap認証とGlobalGap認証の基準を満たす非公開農法の農場から購入しているという。
ホーチミン食品安全管理委員会のPham Khanh Phong Lan委員長は、アフリカ豚コレラは人間に影響を及ぼさないため、国民の意識を高めるための活動をもっと増やすべきだと述べた。
豚肉を拒絶する代わりに、消費者は評判の良い農場や供給者の製品を支援すべきだと述べた。
6月11日、ホーチミン農業農村開発局は、同市内のPhu Huu Wardでアフリカ豚コレラが検出されたと発表した。地方当局は163匹の豚を殺処分し、養豚場の消毒殺菌を行なったという。
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