フィットネス業界、健康意識に比例し成長

2019年06月20日(木)00時00分 公開
フィットネス業界、健康意識に比例し成長

<男性の80%、女性の73%がジムに行くことに興味を持っている(写真提供:VnExpress)> 


フィットネスへの関心がベトナムで高まってる中、ジムをチェーン展開する会社が売り上げを伸ばしているという。


2018年、California Fitness and Yogaは1285万ドル(約13億8000万円)以上の売上を記録し、2017年から6%、2016年から60%の増加となった。
California Fitness and Yogaはベトナム国内に32拠点展開しており、会員数は10万人に上る。


アメリカ人によって設立された同チェーンは、2007年にベトナムに参入したCalifornia Management Group(CMG)の一部であり、California Yoga Plusや、総合格闘技を教えるUFC Gymなどの他フィットネスセンターも所有している。


2018年、Elite Fitnessは1991万ドル(約21億4000万円)の売上を記録し、2017年から17%、2016年から60%の増加となった。Elite FitnessはLifestyleVietnamの一部でに出展しており、全国に15店舗展開している。


しかし、California Fitness and YogaとElite Fitnessの2社と他の会社の売り上げには大きな差ががあるという。 2012年にドイツのフィットネスチェーンEuroFit傘下のFit24がベトナムに進出したが、2018年の売上高は100万ドル(約1億760万円)にとどまっている。


業界関係者によると、ジムの機器は輸入に頼らざるを得ず、コストがかかる事業だという。 300平方メートル程度のの小規模施設でも、設備設置に2万1412ドル(約230万円)かかるが、2500平方メートルの高級ジムの場合、少なくとも150万ドル(約1億6000万円)は必要になる。5000平方メートル規模まで拡大するには、500万ドル(約5億8000万円)にも及ぶという。


そのほか、ジムでは販売やマーケティング、およびパーソナルトレーナーの雇用に多額の資金がかかるという。


Statistics Portalのデータによると、フィットネス業界は、2020年までに年間19.9%の成長を遂げ、市場規模は1億2270万ドル(約132億円)に達すると予測されている。


地元市場調査会社、Q&Meの2018年の調査によると、18〜39歳の男性の80%、女性の73%がジムに行くことに興味を持っているという。


ハノイとホーチミンの868人の回答者を調査したところ、26%の人が月に17.13ドル(約1800円)をジムに費やしていた。


これまで国際的なスポーツ用品ブランドがベトナムに進出してきている。 フランス系のDecathlonは4月に1万4000以上の商品を揃えるベトナムで最初の店舗をオープンした。また日本のミズノも2015年に進出している。

 

出典:VN EXPRESS

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