ベトナム人、4人に1人が起業家志望か

2019年08月19日(月)00時00分 公開
ベトナム人、4人に1人が起業家志望か

<ベトナムはASEANで起業家が多い国3位となった(写真提供:Photo by Shutterstock/Godshutter.)>

 

ある調査では、ベトナム人の若者のうち、25.7%が起業を希望していることが明らかになった。技術的な成長が起業家精神を高めているという。

 

16日、世界経済フォーラムでベトナムがASEAN6ヶ国の若者のうち起業家が多い国ランキングで3位だと発表された。

 

7月にインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの15〜35歳の5万6000人を対象に行われた調査では、インドネシアの35.5%、タイの31.9%に次いでベトナムは3位だったという。

 

調査ではASEANの若者は、起業家になりたいという人が多く、31.4%が起業家やベンチャー企業に勤めており、そのうち33.1%は起業家を目指していることが明らかになった。

 

回答者からは外資系の多国籍企業で働きたいという希望も強いことが明らかになった。

 

現在、ベトナム人の若者の8.6%が多国籍企業で働いているが、将来、多国籍企業で働きたいと回答したのは18.8%にのぼった。

 

この結果を受けて、世界経済フォーラムではベンチャー企業でない会社が将来人材確保に置いて課題に直面するかもしれないと指摘された。

 

回答者のうち、42.8%が中小企業や家族経営企業、地元大企業で現在働いていると回答したが、今後も働きたいとしているのは28.3%のみであった。

 

ベトナムの若者の間では起業することに関心が高まっているという。

 

ベトナムとタイの新興企業の成長速度を加速させることを目的としたアクセラレータープログラムによると、昨年にベンチャー企業が受けた投資は合計92件で、投資総額は8億8900万ドル(約945億円)であったという。

 

2017年もベンチャー企業が受けた投資は92件であったが、2018年の投資総額は2017年の3倍、2016年の6倍にのぼったとされている。

 

ベトナムには評価額が10億ドル(約1063億円)以上の未上場スタートアップ企業は1社しかないのが現状だ。ベトナムは50億ドル(約5316億円)規模のテクノロジー企業を20205年までに5社、2030年までに10社に増加させることを目指している。
 

出典:VNEXPRESS

 

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