ティエンミングループ、航空会社「カイトエア」設立か
<ティエンミングループの所有する水上航空会社Hai Au Aviation JSC( 写真提供:Photo courtesy of TMG.)>
ティエンミングループが来年にの運航を開始できるよう、新航空会社の設立を計画しているという。
設立が計画されている航空会社の名前は「Kite Air(カイトエア)で、クアンナム省を拠点とする予定だという。
カイトエアの資本金は1兆ドン(約46億円)で、2024年までにATR72型機が15機とエアバスA320/A321型機を15機に増やす予定だという。
ティエンミングループはエアアジアとの合同事業計画が白紙になった2ヶ月後の6月に航空会社を設立していた。
「カイトエア」の資本金のうち、ティエンミングループが30%、同グループ社長のTran Trong Kien氏が60%、同グループ副社長のTran Hang Thu氏が10%出資している。
Kien氏はでハロン湾やダナンなどの観光地で水上飛行機の運航を行なっている航空会社Hai Au Aviation JSCのゼネラルダイレクターも兼任している。
ティエンミングループの今回の航空会社設立計画は国内で航空市場参入が相次いでいるのに続いたものだ。
今年上半期に、ベトナム国内5社目となるバンブー・エアウェイズが運航を開始し、7月には国防省傘下のベトスター航空が事業許可を取得し、国内6社目の航空会社となった。
現在、航空事業を申請をしている会社は、ヴィングループの子会社のヴィンパール・エアと観光会社のヴィントラベルのヴィントラベル航空の2社だ。
ベトナム航空当局によると、近年ベトナムの航空市場は急成長をしており、2014年~2018年の平均乗客輸送数は20.5%、平均貨物輸送量は13.2%増加しているという。
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