ベトナム北部で4人死亡、類鼻疽(るいびそ)が原因か
2019年09月12日(木)00時00分 公開
10日、ハノイにあるBach Mai病院は、8月に死亡した4名が類鼻疽(るいびそ)で亡くなった可能性が高いと警告した。
さらに、類鼻疽は12人の女性にも感染している疑いがあるという。
Bach Mai病院、熱帯病担当のDo Duy Cuong医師は、この病気は稀であり、Bach Mai病院で類鼻疽の治療を行なったのは初めてだと語った。
類鼻疽の疑いがあった女性は、ブドウ球菌感染症と敗血症を起こしていると診断された。
しかし、類鼻疽の疑いをされていた女性は、類鼻疽の検査に陽性反応を示したという。
それを受け、担当医師のDo Duy Cuong医師は治療を変更し、女性の症状は2週間後に回復した。
回復したものの、再発の可能性が高いため、少なくとも3ヶ月間は治療を続けないといけないという。
Do Duy Cuong医師によると、5年~10年の間に類鼻疽の報告が約20件のあったというが、今年すでにベトナム北部や中央部で20件の症状の報告がされているとした。
類鼻疽はホイットモア病とも呼ばれ、人間や動物に感染する感染症だ。
類鼻疽はグラム陰性ブドウ糖非発酵短桿菌によって引き起こされるという。
類鼻疽の感染は主に東南アジアとオーストラリア北部であり、熱帯気候の病気である。
感染経路は主に、汚染された水や土壌からである。
直接接触することにより、人間や動物に感染する恐れがあるという。
発症した際に治療を行わないと死に至る危険性もある。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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