ホーチミンで美容整形のアメリカ人女性、手術直後に死亡
<ホーチミン3区にあるKangnam整形病院の手術中の様子(写真提供:Photo courtesy of Kangnam Plastic Surgery Hospital.)>
ホーチミン警察は、14日にホーチミンのKangnam整形病院で美容整形手術を受けたベトナム系アメリカ人女性が死亡した事件について、捜査を行なっているとした。
亡くなった女性は59歳で名前は明らかになっていないが、11日にKangnam整形病院でフェイスリフトを行ったという。
Kangnam整形病院が保健局に提出した報告書では、死亡した女性の手術前の検査結果では、女性の健康状態は良好で、頬へのシリコンポンプの使用記録があると記載されていた。
検査の翌日、女性は麻酔の投与を受けてから手術を受けた。
手術行なった日の夜に、女性は呼吸困難と低血圧の症状に見舞われたという。
Kangnam整形病院の医師は女性に心肺蘇生を試みたが失敗に終わった。
その後、女性はCho Ray病院に緊急搬送されたが、2日後に死亡したという。
あるメディアはCho Rayの医師の発言を引用し、女性は麻酔アレルギーであった可能性が考えられると報じた。
警察は、ホーチミン市米国大使館に女性の死因を特定するために司法解剖を行うことの許可を求めている。
ベトナムで整形手術をしたことが原因で死亡した事例は今回が初めてではない。
2017年にもアメリカ人男性のEdward Hartleyさんがホーチミンの整形病院で腰の脂肪を除去する手術中に死亡した。
関係者によると、Hartleyさんは手術中にアナフィラキシーショックを起こし死亡したという。
Edward Hartleyさんが手術を行なった病院は、2760ドル(約30万円)の罰金が科せられた。
また、2013年10月にはハノイで脂肪吸引手術と豊胸手術を行なった女性が手術後に死亡した。
女性の担当医は、医療ミスをした上、女性の遺体を川に投棄したとして懲役19年を宣告されている。
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