ホーチミンの電線、2020年までに1区と3区で地中化へ
<ホーチミン3区のNam Kỳ Khởi Nghĩa通りにある電力ケーブルは地中に埋まっている(写真提供:tuoitre.vn)>
ホーチミン市は1区と3区の電線と通信ケーブルを2020年までに地中に埋めると発表した。
ベトナム電力公社傘下のホーチミン電気会社によると、ホーチミン市は中電圧のケーブル480キロメートルと低電圧のケーブル380キロメートルの地中化をすでに行ったという。
1区のTôn Đức Thắng通りやHàm Nghi通り、3区のĐiện Biên Phủ通りやNam Kỳ Khởi Nghĩa通りなどの主要道路では電線は中央分離帯に埋められているか、キャビネットに収納されているという。
ベトナム電力公社ホーチミン支社のPhạm Quốc Bảo支社長はTuổi Trẻ紙に対して、電線地中化はホーチミン当局にとって、安全確保や電気事故防止、環境整備、都市開発における重要なプロジェクトだと話した。
同社は5分以内に電力事故を解決できるように監視システムも導入する予定だという。ケーブルが破損した場合、3秒以内に制御システムが電力を停止するという。
監視カメラシステムは道路工事の管理にも役立ち、ケーブルが地中に埋められた後、道路が綺麗に保たれているか確認することができる。
同社はホーチミンの情報通信局と協力し、各電話会社に対してもケーブルを地中に埋めるよう、協力要請したと同支社長は述べた。
2011年の計画開始以降、中電圧ケーブルの39%、低電圧ケーブルの14%、計2800キロメートルに及ぶケーブルが地中に埋められた。
2011年〜2015年までの間、中電圧ケーブル358キロメートルと低電圧ケーブル620キロが地中に埋められた。
2016年以降、中電圧ケーブル568キロ以上と低電圧ケーブル985キロ以上が地中に埋められ、2020年までの目標の86%が完了したという。
2025年までには、中心地と郊外地区の行政中心地、新都市エリア、工業エリアのケーブルも全て地中に埋める予定だという。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。