ベトナムで定着しつつある日本語教育
2016年05月09日(月)00時00分 公開
東京のベトナム大使館の教務課で第一秘書を務めるファム・クアン・フン氏。1994年にハノイの外国貿易大学で日本語を勉強し始めた彼は、ベトナムの子どもたちが小学校で日本語を学ぶことができる日が来るとは夢にも思わなかったという。
現在、フン氏はハノイの3つの小学校で9月に始まる日本語指導プロジェクトを心待ちにしている。
日本の政府関係者によると、東南アジアの公立小学校で日本語教育が導入されるのはこれが初めてとなる。
プロジェクトは、2003年にベトナム政府が導入した中・高校生のための日本語習得プログラムに倣っており、現時点ではベトナムの学生が小学校で学ぶことができる外国語は英語とフランス語のみである。
記事によると、2014年のベトナムと他の東南アジア諸国における日本の世論調査では、ベトナム人293人のうち67%が日本語を学ぶことに興味があり、その理由として日本を訪問する意志を持っていることが分かった。
日本の外務省の依頼でイプソス香港調査会社が行った世論調査では、日本語に関心がある理由として、62%が日本文化が好き、40%が日本の漫画・アニメ・ドラマを理解したい、そして32%が仕事で活用するためと答えた。
小学校でのプロジェクトでは、中学・高校での教育経験とノウハウを持つベトナム人教師を雇い、国際交流基金が提供する教材を使う予定だ。
フン氏によると、2013年時点で中・高校生を含め約46,000人のベトナム人が日本語を学習しており、現時点では40,000人以上のベトナム人学生が日本で勉強しているという。
source:english.vov.vn
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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