【増え続ける債務】ベトナム、国家予算の予算超過を徐々に削減へ
政府は、財政の安全を確保するために公的債務上限を引き上げることを拒否している。
財務省のDinh Tien Dung大臣は、ベトナムの公的債務の伸びは鈍化しており、昨年の15％に比べて今年は9％の上昇にとどまるとの見通しを示した。
しかし、大臣はまた、国の公的債務が依然として高いことを認め、大幅な返済圧力を生み出した。
ベトナムの国家債務は、2015年末時点で、国内総生産（GDP）の62.2％に相当する2,600兆ドン（1160億ドル）以上に達したと、2016年から2020年の同国の債務及び義務に関する報告書で財務・予算委員会が発表した。
政府は公的債務の安全を確保することを目指し、国家予算の予算超過を徐々に削減していると同氏は言った。
政府は、2017年には3.5％、2018年には3.7％、2019年には3.6％、2020年には3％の国家予算の予算超過を維持する目標を設定した。
大手国有企業100社以上が、昨年末までに1,500兆ドン（670億ドル）を借り入れた。これらの国有企業は海外から156億ドルを借り入れており、そのうちの60％以上が低金利の政府開発援助融資または政府からの保証貸付であった。
Vuong Dinh Hue副首相は、会合で、政府が保証貸付を管理し、公的債務上限は引き上げないと述べた。
総統計局によると、2015年のベトナムの政府債務は、最大限度を上回り、総額2,133兆ドン(956億ドル)であったという。
増え続ける債務は、経済への負担を着実に増やし、昨年のGDP6.1％を占める財政赤字を削減することをさらに困難にするだろう。
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