首相:乏しい気象情報により、今年ベトナムで363人が死亡
不正確な予測と不十分な準備が、ベトナムの災害による大きな被害の原因だと非難されている。
ベトナムのNguyen Xuan Phuc首相は、洪水や嵐による巨額の被害に対して議会で議論する中で、ベトナムの気象予測能力は、需要が乏しいと述べた。
今年は熱帯暴風雨が14回もベトナムを襲った。
洪水や暴風雨は、今まで滅多に襲われていない場所を破壊し、ほぼ一年中荒廃させている、とPhuc首相は土曜日の国会での会議で語った。
台風Damreyは、11月初めにKhanh Hoa省の穏やかなビーチタウンNha Trangへ移動し、同省と周辺において106人が死亡した。
自然災害により、今年363人が死亡し、行方不明になり、数十万の家屋、数千の船舶、数百万ヘクタールの水田が影響を受けた。
首相は、気象状況は厳しいものの、気象機関の予測能力は「需要を満たしていない」と述べた。
「いくつかの地方は準備ができておらず、災害にも耐えることができなかった。」と首相は語る
巨大な台風Damreyの巨額の被害を受けて、運輸省の関係者は誤った天気予報を批判し、多くの漁師が警告を受けず避難しなかったため、ボートが壊れた。
しかし、環境省は、同地域の人々も準備ができていなかったと述べた。
また、ユニセフは、最近の声明で、地域でのコミュニケーションの欠如により、台風Damreyの準備が不十分で、15万人の子供が暴風雨の10日後にも栄養失調のリスクにさらされたと述べた。
先月、ベトナム北部での地すべりを伴う洪水で、1週間で68人が死亡し、この地域に猛烈な洪水が発生したことにより、遅れた天気予報が避難された。
昨年、熱帯低気圧と洪水によりベトナムで264人が死亡し、2015年に比べて5倍近く増加して40兆ドン(17億5,000万ドル)相当の損害をもたらした。
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