あの人の生活、気になりませんか?街でよく見る身近な人々にインタビューを実施!

あの人の生活、気になりませんか?街でよく見る身近な人々にインタビューを実施!

皆さんは、ビルの前などに座っている警備の方や、道端でフルーツやドリンクを売っている方を見て、何か考えたことはありますか?

 

「どんな生活を送っているんだろう。」

「一体いつからここで仕事を始めたんだろう。」

 

こんな疑問が浮かんでくる人もいるのではないでしょうか。

 

今回、POSTE編集部は、ビルのセキュリティーの方を始め、街角でよく見るベトナム人の方々4人にインタビューを実施しました!

 

お仕事や生活についてなど、ここでしか知ることができない彼らのストーリーをお楽しみください。

 

フォン(Phong)さん 男性(60代)

 

職業:ビルのセキュリティー 


※写真はイメージです

 

-いつからこの仕事をしていますか?

5年前からセキュリティーとして働いています。

 

-今の仕事についてどう考えますか?

この仕事を楽しんでやっています。

毎日、色々な人に会うことができ、ビルのお客さんに駐車場の場所やビルへの案内もしています。観光客に会った時は、道を教えるなどのサポートをします。

彼らと話して、一緒に笑うことがとても楽しく感じます。

 

-どうしてこの仕事をしているのですか?

この仕事をしている理由は、子供に頼りたくないし、もう老人なので、この仕事しか就職できないからです。

 

-今年1年間、お仕事の調子はどうでしたか?

今年は、結構よかったです。

祝日も休まず働いていたから、ボーナスをもらいました。ボーナスは時給の3、4倍です。その収入で、今は楽に生活できています。

来年もこの仕事を続けたいです。無事に一年間を過ごせますように。

 

-日本人についてどう思いますか?

今まで、会った日本人の数は結構多かったです。

日本人はいつも丁寧で、よく私に挨拶してくれます。道ではタバコを吸わないし、ゴミを道路に捨てることもしません。

欧米人、中国人、韓国人と比べたら、日本人は一番いい人たちだと思います。

 

-ホーチミンについてどう思いますか?

乗り物の数がだんだん増えていますね。市は発展していますが、部分的にのみ発展していてバランスが良くないため、美しいとは思いません。

貧富の差も以前より大きくなりました。

人によって性格が違いますが、ほとんどいい人たちです。

私はホームレスではないけれど、時々ご飯とドリンクをくれる人がいます。

社会がどれだけ変わっても、心が温かい人がどんな時代でもいます。

 

 

ジィウ(Diệu)さん 女性(36歳)

 

職業:公園、市役所の花や木を世話する人


※写真はイメージです

 

-いつからこの仕事をしていますか?

9年前からこの仕事をしています。

 

-今の仕事についてどう考えますか?

私は、花と緑が好きなので、この仕事は好きです。

しかし、労働時間は長く、家族との時間や遊ぶ時間が少ないのが残念です。

給料も高くありません。

 

-どうしてこの仕事をしているのですか?

以前は日本の会社で働いていましたが、その時は国の仕事(今の仕事)の方がボーナスがよかったので転職しました。今は少し後悔しています。

家は9区にあるため、毎日13キロぐらい走らなければいけません。

子供をちゃんと見る時間がないのですが、お金が必要なので仕方ありません。また、もう36歳なので、就職するのは難しいです。

 

-今年1年間、お仕事の調子はどうでしたか?

今年は、特別なことはありせんでしたが、無事に1年を終えることができそうです。

来年はできれば転職したいです。家の近くで働きたいし、給料も高くなってほしいです。

 

-日本人についてどう思いますか?

日本人は勤勉で、心遣いができ、節約をします。

今まで、悪い面を見たことはありません。

 

-ホーチミンについてどう思いますか?

経済とインフラが発展してきて、だんだんと賑やかになっています。

しかし、渋滞は多いです。経済が発展するとともに、人は正直さを失っていくのではないかと感じています。

 

 

フオン(Huong)さん 女性(63歳)

 

職業:タバコを売る人 


※写真はフオンさん本人です。恥ずかしいそうで、顔は隠してしまいました。

 

-いつからこの仕事をしていますか?

30年以上前から、この仕事を続けています。

 

-今の仕事についてどう思いますか?
毎日、すれ違う人たちや車を見たり、お客さんと話したりすることが楽しいです。

収入は少しあるので、子供に頼らなくても生きていけます。今まで、収入が足りなかったことはありませんでした。

 

-どうしてこの仕事をしているのですか?

子供に頼りたくないからです。また、企業で働いて、他の人に働かされるよりは、自分で自由に営業したいと思うからです。

私はこの地域で生まれ、育ちました。しかし、結婚し、主人と一緒にPhu Nhuan区に引越ししました。近所は知らない人ばかりで、楽しくなかったので、毎日1区まで来て営業しています。

 

-今年1年間、お仕事の調子はどうでしたか?

今年は大変でしたし、辛かったです。なぜなら、以前、市役所が屋台を禁止したため、営業することができなかったからです。

私は捕まえられたこともあり、罰金されました。2年前より営業が困難になっています。でも、辞めたら寂しくなるので、やめません。

来年は、営業がこのまま順調にいくよう願っています。

実は、数年前、私は心臓の病気で手術を受けたことがありました。医者から、少なくとも3ヶ月は冷静にしてなくてはならないと言われ、家で毎日テレビを見て過ごし、すごく寂しかったです。なので、来年は無事に1年過ごしたいです。

今は収入を貯金していて、病気になっても、治療するお金があるので安心です。また、働けなくなっても、そのお金で生活することができます。

 

-日本人についてどう思いますか?

日本人はとてもいい人たちです。

以前、近くにあるビルで働いていた40代の日本人男性がいて、彼はよくここでタバコを買ってくれました。

彼は毎日私に挨拶してくれました。彼が私に「いただきます」を教えてくれたので、今は日本人に会った時に「いただきます」で挨拶しています。

彼は帰国する前に、自分のスタッフを呼んで、スタッフの通訳で私にさよならを言ってくれました。とても優しい人でした。

他の日本人もいつも笑ってくれるので、それが仕事を続ける理由の一つになっています。

 

-ホーチミンについてどう思いますか?

ホーチミンは発展していることがよくわかります。その反面、貧乏な人の生活も辛くなっています。特に屋台を禁止することは、私にとって大きな影響でした。

しかし、ホーチミンもだんだん便利で、美しくなってきたと思います。

 

 

タム(Tâm)さん 男性(30歳)

 

職業:Vinasunタクシーを呼ぶ人


※本人です。彼も恥ずかしいそうで、遠くから撮らせてもらいました。

 

-いつからこの仕事をしていますか?

友達が採用情報を紹介してくれて、4年前からこの仕事をしています。

仕事は毎日8時間、給料は6,000,000VNDで、そこまで高くはありません。

 

-今の仕事についてどう思いますか?

伝統タクシーとUber, Grabの競争が激しくなり、Vinasunのお客さんが減って、仕事が少しつまらなくなりました。もちろん、自分の仕事に責任を持っていますが、モチベーションはありません。

お客さんが減ったからと言って、給料が減るわけではないけれど、ボーナスが少なくなり、物価も高くなっているため、生活するのが大変です。

毎年、給料がアップしますが、200,000〜300,000VNDくらいで、少ないです。

 

-来年の予定

結婚して、子供が1人いますが、この仕事では給料が足りないので、転職を考えています。

次は、自分で会社を設立するか、タクシーの運転手がいいです。会社経営は、まだ資金が足りないのでできないのですが、タクシー運転手は、私のようなタクシーを呼ぶ仕事よりも給料が高く(8,000,000〜9,000,000VND)、毎日出勤でもありません。

 

-日本人についてどう思いますか?

すごく丁寧で、タクシーを呼んでいる時はいつも待ってくれます。

ピーク時はタクシーが少なく、来るまでに時間がかかります。そんな時、ベトナム人は頼んでも待たずに、他のタクシーに乗ってしまうことが多いです。もちろん、丁寧な人もいますが、それは失礼だと思います。

 

-ホーチミンについてどう思いますか?

今メトロの工事をしていて、ベトナムで生活する日本人が増えました。日本人は、タクシーを使う人が多いです。

ビル、マンションなども増え、ホーチミン市に引っ越しする人が多くなり、市内の渋滞がさらに悪化しました。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

みなさん、いろいろな思いや悩みなどを抱えながら、お仕事をしてらっしゃるんですね。お給料が少なく、その仕事が本当に好きなことではないとしても、それぞれのお仕事の中で、何かしらの「楽しみ」を見つけながら、お仕事をしていることが素敵でした。

 

ぜひ、警備員さんや通りで物を売っている方などに、挨拶だけでも話しかけてみるのはいかがでしょうか?

 



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