ベトナムでのハロウィンの事情|ホーチミンの様子を写真付きで紹介

ベトナムでのハロウィンの事情|ホーチミンの様子を写真付きで紹介

「ベトナムではハロウィンを祝うのだろうか?」 そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。東京・渋谷では毎年10月31日に、個性豊かな仮装した人々で盛り上がる様子がテレビやネットで取り上げられ、話題になるほどのイベントとなっています。

元々は、秋の収穫祭を祝い、悪霊を追い出す宗教的な行事であったハロウィン。ベトナムではハロウィン当日を一体どのように過ごすのでしょうか。今回は、ベトナムのハロウィンに興味を持つ方に向けて、ベトナムのハロウィンの様子を紹介します。

 

 

ベトナムではハロウィンを祝う?

 

参照:Halloween flushes out Saigon’s ghouls(出典:VnExpress)

 

ヨーロッパ諸国やアメリカ、日本などではハロウィンを祝いますが、果たしてベトナムではどうなのでしょうか。

 

ハロウィンとは?

皆さんはハロウィンについてどれくらい知っているでしょうか? 毎年何気なく祝っているハロウィンには実は意味があります。

 

ハロウィンの起源はさかのぼること紀元前。中央アジアからヨーロッパに移住したケルト民族は、11月1日を新年とし、前夜の10月31日にサウィン祭という秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれていました。さらに、10月31日は死後の世界との扉が開かれ、先祖の霊が戻ってくると考えられていました。

 

 

しかし、先祖の霊と一緒に悪魔や魔女などの悪霊もやってきます。そこで人々は悪霊を驚かせ、追い出すために仮装をしていました。これが現在でもハロウィンで仮装をする理由です。

 

その後、ケルト文化がキリスト教圏に広がっていくと同時に、サウィン祭の文化も受け継がれていきました。キリスト教会が11月1日を「諸聖人の祝日」を意味する「All Hallow」と定めたことから、「諸聖人の祝日の前夜」、つまり「All Hallow Eve」 が転じて、「ハロウィン(Halloween)」と呼ばれるようになったと考えられています。

 

 

ケルト民族から受け継がれたハロウィン文化は、長い年月を経て、ヨーロッパ各地そしてアメリカ大陸へと伝わり、米国で娯楽イベントとして根付きました。それから日本にも伝播し、現在の日本のハロウィン文化へと変化していきました。

 

ベトナムでもハロウィンを祝う

紀元前のヨーロッパから脈々と受け継がれてきたハロウィン文化ですが、現代では世界の至るところで娯楽文化として定着しています。そんなハロウィンはベトナムでも祝われます。しかし、ベトナムにハロウィンの文化が浸透し始めたのはここ数年のことです。

 

参照:Halloween flushes out Saigon’s ghouls(出典:VnExpress)

 

世界中のバックパッカーが集まるといわれているホーチミンのブイビエン通りには、多くのイベント好きの若者が集まり、仮想やフェイスペイントを毎年楽しんでいます。ベトナムでは仮装よりも顔や体に絵を描くボディペイントをして街を練り歩き、写真を撮ることがハロウィンの楽しみ方のようです。

 

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