フック首相:国民に節電を求める

2020年05月11日(月)00時00分 公開
フック首相:国民に節電を求める

<写真:Viet Nam News>

 

フック首相が、国民に対して、年間総電力消費量を最低2%を削減することを呼びかけている。

 

2020年〜2025年における消費電力の削減を目的とした政令20 / CT-TTgのもと、すべての政府機関は電力会社と協力して年間総電力消費量の5%を削減する計画を実施するように求められている。

 

また、電気機器の使用、修理、点検に関しても規制を設定するように指示されているという。

さらに、政府は企業に対して、ソーラーパネルを設置し、太陽光発電システムを取り入れることも推奨している。

 

今回の取り組みは、節電に対する認知度向上を図るために行われる予定で、節電へ尽力した企業には何らかの評価がされるという。

 

公共の照明システムを運用している企業に対しては、20%以上の節電をするよう求められている。

ホテル、レストラン、オフィスやアパートなどの建物については、夜間に屋外の照明として使用される電力を50%削減するよう呼びかけられている。

 

ベトナムの電力需要は毎年10%増加すると予測されており、昨年のベトナムの経済成長率7.02%を上回る数字だという。

 

効率良く電力を使用することは、今後5年間のエネルギー安全保障(環境への影響を考慮しつつ、必要十分なエネルギーを合理的な価格で継続的に確保すること)、持続可能な開発、および国の経済成長を維持するために重要だ。

 

フック首相は、2017年にも電力の安定供給や環境保全を目的として、公的機関や企業、家庭に節電を呼び掛けていた。

この呼びかけにより、15兆ドン(688億円)にも相当する90億KWh以上の節電につながったという。

 

 

 

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

 

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