
ホーチミン市は今後発展の伸びしろがあるメディカルツーリズムシステムを昨年から確立し始めている。メディカルツーリズムとは医療サービスを受けるという目的で海外に渡航する観光形態の一種だ。
ホーチミンのメディカルツーリズムの関係者は「ホーチミンには治療の質が高い病院や医師がいる上に治療費が安価だ」と話す。
東南アジア旅行社(South Asian Travel Company)のNguyen Duc Minh Tri取締役社長は「我が社は海外在住のベトナム人に医療サービスが受けられるツアーを提供するため、ホーチミンで歯科クリニックと提携している。ベトナムの歯科治療はレベルが高く、治療費も安いのでベトナムのメディカルツーリズムの売りの一つになりうる。メディカルツーリズムで来越した観光客にはまず無料でカウンセリングを行う。外国人観光客の場合は6か月ごとに治療をする。歯科治療を受けられるツアーは今後発展していくだろう」と話す。
現在、ホーチミン市内の最高峰の病院では外国人観光客と海外在住のベトナム人の患者を受け入れ始めている。
昨年、ホーチミン市内にあるCho Ray病院は1200人、医科大学病院は1万5000人、歯科口腔外科病院は500人の患者を受け入れている。医科大学病院にはインターナショナル・ヘルスケアセンターも設立された。同病院ではプロのスタッフが配置され、医療設備も整っている。
ミレニアム旅行会社(Millennium Travel Company)のTrinh Nguyen Hung Dung取締役は社内でメディカルツーリズムのツアーを充実させる具体的な計画を立てるよう指示を出している。同氏は「我が社は先進技術の医療設備や研究者、医師を完備し、医療サービスを充実させるべきだ。例えば、現時点で内臓インプラント治療を実施している。レベルの高い医師はここで活躍することができればメディカルツーリズムのアンバサダー的存在になることができる」と話す。
ホーチミンの観光局と保健局はメディカルツーリズムを発展させるために連携している。現在、観光客が目的地に行きやすいように主要な病院や医療施設のハンドブックや地図が発行されている。
観光局のLa Quoc Khanh副局長は「旅行代理店は先を見据えて行動すべきだ。医療施設はよい旅行会社を選んで、共同で医療サービスの価値を高めていく必要がある」と述べている。
ホーチミン市ではこれまで11カ所の病院がメディカルツーリズムのサービス提供システムに登録している。
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