<写真:イメージ画像>
日本の富山県で、ベトナム出身のフイン・フー・クイさん(38)が市の消防団に入団し、外国人として初の団員となった。
地域社会に貢献するとともに、日本で暮らすベトナム人にも消防団への参加を呼びかけたい考えである。
毎日新聞が8月21日に報じた。クイさんは2012年に来日し、広島県で勤務した後、2019年に富山県の建材メーカーへ転職した。
現在は永住資格を取得し、富山市で住宅を購入して定住している。
地域のスポーツ活動や清掃、草刈りなどに積極的に参加していたことが、元消防団長であった近隣住民の目に留まり、入団を勧められた。
入団を決意したきっかけは、2018年に広島で発生した豪雨災害である。
クイさんは約1カ月にわたり災害ボランティアとして復旧作業に携わり、その経験から長く暮らす地域で人々を支えたいとの思いを強めたという。
日本の消防団は深刻な人手不足に直面している。富山市消防団の団員数は2016年の2382人から2026年4月には1886人まで減少した。
クイさんが所属する山室分団も定員28人に対し団員は20人で、平均年齢は50歳を超えている。
日本の消防法では、外国人団員は公権力の行使に当たる業務には従事できず、後方支援や資機材の運搬、外国人住民への防火・防災啓発などを担当する。
山室分団の金山団長(62)は、クイさんの入団で団の平均年齢が下がり、隊員からも歓迎されていると評価した。
入団から4カ月のため実際の消火活動には参加していないものの、月2回の防火巡回や6月の消防操法大会に参加している。
クイさんは今後も活動を続けるとともに、日本で消防団への参加を希望するベトナム人を支援していきたいとしている。







































