〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市やベトナム南部でここ数日、晴れている時間帯にも視界が悪くなる異例のもやが発生し、夕方から夜にかけては大雨となる不安定な天候が続いている。
南部水文気象台によると、晴天時にももやが残るのは異例の現象で、夕方には激しい雨が降り、一部の道路では深刻な冠水も発生している。
ホーチミン市の第2小児病院は、雨と晴れが頻繁に入れ替わる現在の気象条件は細菌やウイルスが増殖しやすく、免疫機能が未発達な子どもは特に感染症にかかりやすいと注意を呼びかけた。
昼夜の気温差や雨に濡れて体が冷えることで、風邪や鼻咽頭炎などの呼吸器疾患が起きやすくなるほか、高湿度の環境ではRSウイルス(RSV)による感染症にも注意が必要である。
RSVに感染した子どもは咳や発熱、喘鳴、呼吸困難などを発症し、細気管支炎や肺炎、呼吸不全へ急速に進行する場合もある。
また、雨水が容器や廃棄物などにたまることで蚊が繁殖しやすくなり、重症化するとショックや内出血を引き起こす可能性があるデング熱の感染リスクも高まる。
9〜10月に流行しやすい手足口病のほか、高温多湿による食品の腐敗や雨季の水質汚染を背景に、ロタウイルスやサルモネラ菌などによる嘔吐、脱水、下痢といった消化器症状にも注意が必要である。
汗が蒸発しにくい環境では、あせもやかゆみ、おむつかぶれ、皮膚感染症、皮膚真菌症なども起こりやすいという。
医師は予防策として、石けんを使ったこまめな手洗いや急激な温度変化を避けること、雨に濡れた際にはすぐに体を拭いて着替えることを推奨している。
家庭では水がたまる容器などを片付けて蚊の発生を防ぎ、子どもに長袖を着用させるほか、昼間も蚊帳を使い、十分な水分と果物を摂取させることが望ましいとしている。
子どもに強い眠気や意識障害、けいれん、繰り返す嘔吐、母乳や水分を摂取できないなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。








































