〈写真:イメージ画像〉
ベトナム国内には250万カ所を超える決済拠点があるが、海外からの旅行者も利用できる国際QR決済「VietQR Global」への対応は約15万4000カ所にとどまり、全体の約6%となっている。
ベトナム国家銀行の決済局や国家決済公社(NAPAS)などが9月25日に開催した国際QR決済に関するセミナーで明らかになった。
国家銀行のファム・ティエン・ズン副総裁は、周辺国や主要パートナーとのQRコードによる小売決済の相互接続を進めていると説明した。
接続拡大により、旅行者の利便性向上に加え、中小企業や個人商店が海外の顧客にアクセスしやすくなる一方、安全性や不正防止、個人情報保護、円滑な決済処理も重要になるとしている。
決済局のファム・アイン・トゥアン局長によると、利用者は海外でも普段使っている銀行・決済アプリを利用できることを求めており、加盟店側にも導入の容易さや合理的なコスト、明確な精算制度が必要である。
今後の重点課題の1つがVietQR Globalの加盟店拡大で、特に小規模商店や個人事業者への導入を進める方針である。
NAPASのグエン・ダン・フン副総裁によると、ベトナムを訪れる外国人はカード、現金、QRコードを主な決済手段として利用しており、アジア太平洋地域からの旅行者の約85〜88%はQR決済に慣れているという。
NAPASは2021年以降、中国、タイ、韓国、シンガポール、カンボジア、ラオスの6カ国との決済接続を進めてきた。
今後は日本、インド、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどアジア太平洋地域への接続拡大も予定している。
ベトナム国家観光局によると、中国からの訪越客は2025年に約528万人、2026年1〜8月には約350万人に達し、韓国からも2025年に約433万人、2026年1〜8月に約280万人が訪れた。
旅行者は宿泊や飲食、交通、観光、買い物など幅広い場面で決済を利用するため、同局は決済の利便性が旅行者の支出やベトナムでの旅行体験にも直接影響すると指摘している。






































