〈写真:イメージ画像〉
国際協力機構(JICA)は、ベトナムで局地的な豪雨などの予測精度向上を支援する「定量的降水予測技術開発に関する助言プロジェクト」を開始した。
プロジェクトは2026年9月〜2028年9月にハノイ市を中心に全国で実施され、日本の専門家が気象水文局や国家水文気象予報センターに技術支援や知識移転を行う。
急速に発達する局地的な豪雨では、発生数時間前の予測精度向上が重要となるため、レーダーデータの活用やデータ同化、アンサンブル予報、超短時間降水予報システムなどの改善を進める。
レーダーネットワークや自動雨量計の観測データをリアルタイムで数値予報モデルに取り込み、予測計算に用いる初期条件の精度向上を図る計画である。
ベトナムでは現在、雷雨について30分〜2〜3時間先の警報・予報を試験的に実施しており、オンライン雷雨警報システム「Hymetnet」と「iWeather」も運用されている。
今後は両国の専門家がこれらのシステムを改良し、予測時間を3〜24時間先まで延ばすことを目指す。
今回の取り組みは、2018〜2023年に実施されたベトナムの気象予報能力と洪水早期警戒システムの強化に向けた技術協力の成果を基盤としている。
技術支援に加えて、数値予報モデルやデータ同化、アンサンブル予報、短時間降水予報、データ品質管理などを担う専門人材の育成も進める。
研修や専門家交流、日本での研究活動などを通じてベトナム側の研究・技術開発能力を高め、将来的に定量的降水予測システムを独自に改善できる体制の構築につなげる方針である。







































