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ベトナムのIT大手FPTグループが発表した2026年1〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比12.4%増の40兆230億ドン(約2400億円)、税引前利益が17%増の8兆7700億ドン(約540億円)となり、増収増益を記録した。
親会社株主に帰属する純利益は13.3%増の7兆7780億ドン(約470億円)、1株当たり利益(EPS)は12.8%増の4142ドン(約25円)だった。
業績をけん引したのは国内外のITサービスを中心とするテクノロジー部門で、売上高は14.8%増の35兆5150億ドン(約2200億円)、税引前利益は16.6%増の5兆520億ドン(約310億円)に達し、グループ全体の売上高の89%、税引前利益の58%を占めた。
海外ITサービス事業の売上高は11.6%増の28兆5380億ドン(約1700億円)となり、特に日本市場ではドン換算で17.2%増、円換算では25.2%増と高い成長率を記録した。
国内ITサービス事業も好調で、売上高は29.8%増の6兆9770億ドン(約430億円)、税引前利益は108.5%増の5420億ドン(約33億円)と、利益が前年同期の2倍以上に拡大した。
国内事業の成長には、政府機関や大企業で進むデジタルトランスフォーメーション(DX)の需要拡大と、運営コストの最適化が寄与した。
また、自社開発ソリューション群「Made-by-FPT」の売上高は約20%増の2兆2840億ドン(約140億円)となった。
AI分野も新たな成長源となっており、海外市場におけるDX関連売上高は16.3%増の14兆4110億ドン(約880億円)を記録した。
このうちAI・データ分析サービスの売上高は前年同期比55%増の2兆9150億ドン(約180億円)に達し、他の主要事業を上回る成長率となった。
FPTは2026年第3四半期にOpenAIのグローバルパートナーとして選定されたほか、NVIDIAとの協力により、ベトナム向けのAI開発用データセット「Nemotron-Personas-Vietnam」に含まれる架空のユーザープロファイルを10万件から100万件へ拡充した。
米国市場では、FPTが独自開発したAIプラットフォーム「Flezi Metis」が世界有数の自動車技術企業に導入され、100万行のプログラムコードを対象とした試験で、ソースコードの検索時間を50%、技術的な作業に要する時間を30%削減した。
同社はこうした実績を基に、AIソリューションを金融、銀行、保険などの分野にも展開することを目指している。








































