<写真:Tuoi Tre News>
今年4月、ソマリアから日本へ帰国予定であった海上自衛隊の哨戒機P-3Cが給油地であったベトナム・ホーチミンでエンジンの不具合が発生した。
これに対し、ベトナム政府が寄航許可やエンジンに不具合の発生した哨戒機P-3Cの乗組員の入国許可、日本からの整備士の入国許可など、迅速に支援を行ったことに対して、海上自衛隊が感謝のメッセージをSNS上で送った。
防衛省は、同省統合幕僚監部のツイッターで(@jointstaffpa)哨戒機P-3Cの支援をしたベトナムへ、「#ありがとうベトナム」のハッシュタグを付けて感謝のメッセージと動画を投稿した。
ソマリア沖・アデン湾における海賊対処の任務を終え、帰国途中のベトナムにてエンジン不具合が発生し、4月末からベトナムで駐機していたP-3Cが6月29日に無事に帰国しました。ベトナム政府の前向きな対応のおかげで感染対策を講じながらしっかりと作業を行うことができました。#ありがとうベトナム pic.twitter.com/V5bg0l0WrU
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) July 3, 2020
4月29日、ソマリア沖アデン湾での海賊対処や、中東シーレーン(海上交通路)の情報収集活動の任務を行い、日本へ帰国する途中の海上自衛隊のP3C哨戒機が、経由地であるタンソンニャット国際空港で不具合に見舞われた。
タンソンニャット国際空港には給油のために立ち寄っており、給油を終えて、離陸のため滑走している最中にエンジンの不具合を知らせる警報が点灯したという。
当時、エンジンの不具合で離陸ができなかったP3C哨戒機の隊員は機内での待機を余儀なくされていた。しかし、ベトナム政府は新型コロナウイルスで厳しい入国制限が講じられている中。隊員への配慮から、ホテルを手配し、急遽入国を許可したという。
その後も、ベトナム政府は、日本から追加派遣された整備員の入国や、交換用のエンジンを輸送するための輸送機の受入れなどを許可し、海上自衛隊P3C哨戒機の整備作業にあたり、最大限の支援をしたという。
在ベトナム日本大使館のHPには「新型コロナウイルスが世界中に大流行する中でも、P-3Cのタンソンニャット空港への寄航許可、不具合発生後のクルーや追加派遣された整備員の入国の許可、交換用のエンジンを輸送するための輸送機の受入れなど、『困った時に頼ることの出来る本当の友達』として、ベトナムは日本を全力で支援してくれました。本当にありがとう。私たちは、この絆を決して忘れません。」とのコメントが掲載されている。
整備作業には約2か月間の時間を要したが、タンソンニャット国際空港職員などベトナム各当局による手厚いサポートがなされた。
日本から派遣された整備員は、ベトナム国内での14日間の隔離期間を終え、タンソンニャット空港の職員の支援をもらいながら、エンジンの取替え作業を無事終了した。
6月29日、P3C哨戒機は隊員と共に、日本へと飛び立った。
哨戒機「P-3C」は、旧西側諸国を代表する(対潜)哨戒機で、2009年以降、防衛省海上自衛が、ソマリア沿岸海域で多発する海賊対策として同機を派遣している。






































