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ダナンのミーケビーチ、侵食対策の防波堤建設を開始
＜写真：baomoi.com＞
ダナン市はアジア有数の美しいビーチとして知られるミーケビーチの侵食被害を防ぐため、砂袋と鉄製ケージを用いた防波堤の緊急工事を開始した。
これはミーケビーチの景観と観光価値を維持するための重要な取り組みである。
1月2日、ダナン市農業・地方開発工事投資建設管理委員会およびソンチャ半島と観光ビーチ管理委員会が協力し、200人以上を動員した作業が進められた。
現在、ミーケビーチの約150mにわたる範囲が侵食により深刻な影響を受けており、波によって海岸線が約15m削り取られた状態が続いている。
ダナン市当局は緊急措置として砂を詰めた砂袋を鉄製ケージに収め、防波堤を構築する方法を採用している。
この防波堤は高さ約60cmでケージ1つにつき約20袋の砂が詰められ、鋼線で固定される構造である。
これらを積み重ねることで波の衝撃を和らげ、砂の流出を防ぐ役割を果たす。作業には軍の協力も得ており、100人の兵士が工事に加わっている。
侵食の主な原因は北東モンスーンによる強力なリップカレント（離岸流）である。この流れが海岸線の砂を押し流し、侵食を進行させている。
通常、ミーケビーチでは3月から4月にかけて自然に砂が戻るが、今回のような大規模な侵食は25年ぶりの出来事であるという。
ダナン市の担当者は今回の防波堤工事を短期的な応急措置と位置付けており、長期的な解決策の模索も進めている。
ダナン市人民委員会のグエン・ディン・ヴィン副委員長は、持続可能なビーチ保護策を検討するため、専門家による研究やワークショップを開催する意向を示している。
また、防波堤完成後には周辺の景観整備も行い、観光地としての価値を高める計画である。
ミーケビーチはかつて「地球で最も魅力的な6つのビーチ」の1つに選ばれた場所であり、国内外の観光客から高い評価を得ている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
