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北西部特産のタケノコ、ホーチミンで大人気・高騰
2025年03月07日（金）07時00分 公開
＜写真：znews.vn＞
ベトナム北西部の特産品である「甘いタケノコ（măng vầu ngọt）」が、ホーチミン市で高価にもかかわらず人気を集めている。
かつては1kgあたり2万ドン（約117円）で手に入る庶民的な食材であったが、現在では最大12万ドン（約704円）にまで価格が急騰している。
価格上昇の背景には、ソーシャルメディアでの紹介動画がある。
これをきっかけに需要が高まり、多くの商人がホーチミン市での販売を開始した。
その結果、この1カ月で価格が大幅に上昇し、一部では以前の6倍に達している。
しかし、このタケノコに関して、消費者の間では評価が分かれている。
「軽い甘みがあり、茹でるとトウモロコシのような香りがする」と好意的な評価がある一方で「食べられる部分が少なく、値段に見合わない」との声も聞かれる。
このタケノコの収穫時期は毎年1月から3月にかけてで、特に2月が最も美味しいとされる。
北西部の寒冷地からホーチミン市までの輸送には、鮮度を維持するため航空便が利用されている。
しかし、品質管理の難しさから販売を見送る業者もいる。
ある商人は「需要は高いが未熟なものと成熟しすぎたものが混ざりやすく、苦味が出ることがあるため販売を断念した」と語る。
また、タケノコには自然由来の毒素が含まれており、適切に処理しないと健康被害を引き起こす可能性がある。
消費者の間では正しい調理方法を学ぶことの重要性が指摘されている。
こうした中、ラオカイ省ヴァンバン郡は森林資源を保護するため、タケノコの採取を2月28日までに終了し、3月1日以降は禁止する方針を発表した。
今後の市場供給への影響が注目される。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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