〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市では、高額なタウンハウスを大幅に値下げしても成約に至らないケースが相次いでおり、中古市場の流動性の低さが鮮明になっている。
ビンチュン街区では、敷地面積5×19mの店舗・オフィス併用型タウンハウスが450億ドン(約2.7億円)から290億ドン(約1.8億円)へ160億ドン(約9700万円)値下げされたが、約1カ月たっても買い手が見つかっていない。
同じプロジェクト内の同程度の面積を持つ別物件も450億ドン(約2.7億円)から290億ドン(約1.8億円)へ値下げされたものの、成約には至っていない。
Batdongsan.com.vnのデータによると、同プロジェクトのヴィラ・低層住宅価格は1年前より約11%高い一方、2025年10月と比べると約16%下落しており、直近の高値から中古価格の調整が進んでいる。
ヒエップビン街区のVạn Phúc Cityでも、川沿いにある敷地面積7×21mのタウンハウスが440億ドン(約2.7億円)から340億ドン(約2.1億円)へ100億ドン(約6100万円)値下げされ、別の物件も340億ドン(約2.1億円)から320億ドン(約1.9億円)へ引き下げられている。
タンフン街区では、敷地面積5×18mの物件が145億ドン(約8800万円)から138億ドン(約8400万円)へ値下げされたが、約2週間たっても取引が成立していない。
市内の一部地域では価格調整が広がっており、Batdongsan.com.vnによると、トゥードゥック地域は3月比で3%超、旧9区は7月比で約4%、フーニュアン地域は2月比で約9%、旧7区は1月比で約5%それぞれ下落した。
DKRA Consultingの2026年1〜8月の報告では、ホーチミン市のタウンハウス・ヴィラ市場で需要は前月より改善したものの、販売量は一次供給の約8%にとどまり、一次市場の価格が高止まりする一方で中古価格は取引促進のため下落傾向が続いている。
市場関係者によると、住宅ローン金利が約9%だった時期に売り出された物件の中には、金利が約13%まで上昇しても売却できず、長期化する金融負担から所有者がさらに価格を引き下げるケースもあるという。
Seeneeのファン・ディン・フックCEOは、市場上昇期に事業用と投資用を兼ねて購入された物件の一部が、所有者の資金繰り悪化によって売りに出されており、300億ドン(約1.8億円)超で購入した物件を購入価格以下で提示しても買い手が見つからない例があると説明した。
また、価格だけでなく駐車スペースや商業利用のしやすさなど実際の用途も重視されており、Biggeeは2026年の市場について一律の大幅下落ではなく、立地や機能性、収益性、売り手の財務状況によって価格と流動性が大きく分かれていると分析している。







































