〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市中心部のグエンフエ歩行者天国で10月26日、ロボットがチェスや囲碁で人間と対戦したり、ダンスやコーヒーの提供を披露したりする展示会が開幕し、多くの来場者の注目を集めている。
イベントは第4回グリーン成長製品・サービス展示会「GRECO 2026」で、10月26〜29日に開催される秋季経済フォーラム「AEF 2026」の一環として、ホーチミン市貿易投資促進センター(ITPC)が主催している。
約600㎡のロボット展示エリアには、中国のロボット・人工知能(AI)分野を代表する30以上の企業や研究機関が参加し、最新技術を紹介している。
特に注目を集めているのが、人型ロボット「AgiBot Lingxi X2」で、高さ約1.31mの機体がステージ上でダンスを披露し、来場者を楽しませた。
同ロボットはAIやカメラ、各種センサーを搭載し、人の顔や動作を認識して反応できるほか、画面上に30種類以上の表情を表示することが可能で、エンターテインメントや教育、観光サービスなどでの活用を想定している。
中国のAI企業SenseTimeが開発した対戦型ロボットも人気を集めており、チェスや囲碁、中国将棋を来場者が体験できる。
中国将棋ロボットはカメラとAIで盤面を認識し、ロボットアームで実際の駒を動かす仕組みで、26段階の難易度や100種類以上の終盤局面に対応し、囲碁ロボットには2000種類以上の練習問題が用意されている。
このほか、遠隔操作でダンスや握手ができる人型ロボットも展示され、価格は1億8000万〜10億ドン(約110万〜610万円)となっている。
中国Unitreeの4足歩行ロボットは、重量約15kgながら最高秒速3.7mで移動でき、障害物の回避や最大40度の坂道の走行に対応し、技術展示だけでなく巡回や救助支援への活用も想定されている。
ロボットアームによるコーヒーの提供や動画撮影サービスも実施され、来場者が列を作って体験する姿が見られた。
ベトナム国内の研究成果も紹介されており、ホーチミン市国家大学傘下の国際大学の学生チームは、ベトナム語の音声や文章から感情を認識するAIロボットを展示し、認識精度は80%に達すると説明している。
同大学はこのほか、足裏の圧力を測定して歩行バランスを分析するスマートインソールや、脳波をリアルタイムで解析して身体を動かさずにパソコンのカーソルを8方向へ操作できるシステムなども紹介している。
農業分野では、高さ2.1m、重量650kgのゴム樹液採取ロボットも登場し、レーザー測位とセンサー付きロボットアームを利用して自動で樹皮を削り、1回の稼働で約12時間、約800本の木に対応できるという。
同ロボットの展示価格は約4億ドン(約240万円)で、会場にはほかにもエネルギーや環境、ハイテク農業などの関連製品が並んでいる。
展示会は10月29日まで毎日午前10時〜午後10時に無料公開され、秋季経済フォーラムでは世界経済フォーラム(WEF)との初の連携も行われている。







































