ベトナム不動産価格が最大30％下落、需要も最大90％減少
2023年04月04日（火）10時55分 公開
＜写真：VnExpress＞
ベトナムでは3月にアパートや土地区画、タウンハウス、ヴィラといった全セグメントの価格が最大30％下落したが、買い手は依然として傍観を続け、2023年1〜3月の需要は50〜90％減少している。
投資コンサルティング会社Mogin Holdingsの調査では、買い手が高いクレジット金利を懸念し、借り入れを躊躇していることが明らかになった。
同社のルオン・トゥイ・ヴァン代表によると、調整サイクルの発生時に底値を特定することは非常に難しく、価格が更に低下してから購入するという思惑が非常に強くなるという。
不動産投資会社Viet An Hoaのチャン・カイン・クアン代表は、不動産市場が過去半世紀で最も深い不振に陥っており、不動産価格の平均下落率は25～30％、南部の郊外や遠隔地の一部では30～50％にもなっていることを明らかにした。
同代表によると、下降トレンドが鈍化しはじめており、底値に近付いている可能性があるが、現時点のサイクルではデベロッパーもバイヤーも依然として警戒状態にある。
不動産開発会社Ngoc Chau Aのグエン・ロック・ハイン代表は、不動産購入希望者が依然として傍観者であり、第2四半期も同様の状態が継続する可能性があると予想している。
また、銀行への返済が滞り倒産したデベロッパーの事例も不動産市場に恐怖感を与えているという。
ハイン代表は「不動産購入希望者はグローバルな要因に注意を払うべきである。資源不足のために投資家の躊躇は長期化する可能性がある」と警告している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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