ベトナム南部の不動産部門、人員削減の波が拡大

2023年03月08日(水)14時34分 公開
ベトナム南部の不動産部門、人員削減の波が拡大

<写真:VnExpress>

 

ベトナムの不動産業界では南部を中心に、不動産市場の低迷による従業員の解雇が増加している。

 

ホーチミン市3区にある不動産会社では投資や販売の停滞を受け、昨年末から全部署で50~70%のスタッフが削減されており、収入の激減によって率先して辞める人も多いという。

 

トゥードゥック市でプロジェクトを開発を実施する不動産会社は、2022年12月に従業員の約50%を解雇し、3月上旬には離職者数が60%以上に跳ね上がっており、マーケティング部の部長が1人で法務・渉外、アフターセールス部門を担当するような状況である。

 

某上場不動産会社では、昨年12月末にレイオフと給与額の発表を行ったところ、社員が50%減少し、今年に入ってからの2カ月間で数百人の従業員が同社を去っている。また、3月以降も退職者数が増加する可能性が高いという。

 

不動産開発会社Dat Xanh Groupの第4四半期財務報告書によると、同社は従業員3191人を解雇している。

 

バオベト証券によると、不動産各社は2023年にリストラを余儀なくされる可能性が高く、2023年〜2024年の期間は不動産市場にとって非常に厳しいものとなり、市場が直面する法的なボトルネックが取り除かれるのを待つ間、企業は融資や商品ポートフォリオの再編を行う必要がある。

 

地元メディアの調査によると、昨年12月末時点でホーチミン市と南部地方で営業する不動産会社10社以上が下期に数千人の従業員を解雇・退職しており、その大半が営業やアフターセールス、マーケティング、法務部門で働くスタッフであるという。

 

自社で仲介部門を持つ不動産仲介業者やデベロッパーは、少なくとも50%の従業員をレイオフしている。

 

Asia Gem Real Estate Investmentのグエン・ロック・ハイン代表は、不動産部門における人員削減の波が今後6ヶ月で急激に増加し、第2四半期と第3四半期には多くの人が転職すると予測する。

 

 

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