〈写真:サングループ〉
ハノイ市人民委員会は8月28日、西湖周辺の価値向上と湖畔景観道路の整備事業を起工した。
事業では湖岸道路の一部を高架化して拡幅し、既存の住宅地に影響を与えずに交通容量を高めるとともに、湖上へ張り出す景観デッキや歩道橋を整備し、散策や眺望のための空間を創出する計画である。
総事業費は30兆ドン超(約1830億円)で、2030年の完成を予定する。
事業の対象区域は約567haで、このうち520ha超の西湖の水面は現状を維持する。
陸地約46haでは道路や景観、公園、公共空間を一体的に再整備し、文化・娯楽施設の整備も進める。
中核となる湖岸道路は全長13.5kmで、グエン・ディン・ティ通りやチック・サイ通り、ベ・ホー通り、ニャット・チエウ通りなどを結び、湖を一周する連続した交通軸を形成する。
投資事業者は、道路拡幅に高架橋を採用することで西湖特有の湖岸線を維持しながら、景観と歩行空間を確保すると説明している。
あわせて、広場や景観橋、公園、史跡、古い集落、中央党迎賓館、ハノイ・オペラ劇場を結ぶ緑地回廊「グリーンウェー」の整備も計画する。
事業はSun Group傘下のタインフォー・マット・チョイ社が官民連携(PPP)のBT方式で実施する予定である。
同日の式典では、この事業を含む計17件の重点事業の起工・完成も発表された。
環状1号線ホアンカウ〜ボイフック区間の供用開始や、総事業費6兆ドン超(約366億円)の上下水道関連10事業の完成に加え、新たな調整池整備なども進められた。
市は今回の事業群について、交通や治水など喫緊の課題への対応と、将来の都市発展に向けた基盤整備を同時に進める取り組みと位置付けている。
総投資額は約397兆ドン(約2兆4200億円)で、このうち約339兆5000億ドン(約2兆700億円)を民間などの予算外資金が占めるという。







































